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発売から3週間経過も安定した売上の『危険なビーナス』、興行収入が100億円を突破した映画「天気の子」の原作がトップ2をキープ!
前回からランクアップした『アイネクライネナハトムジーク』のほか、『引っ越し大名三千里』『劇場』など、今回のランキングも話題の映像化作品が多数登場しています。さっそく見ていきましょう。
※日販 オープンネットワークWIN調べ(括弧内は前回の順位との比較)
第1位は東野圭吾さんの『危険なビーナス』でした。前回に続き首位をキープ! 発売直後に比べ売上ペースは落ち着いてきているものの、発売から3週間が経過しても安定して売れています。
第3位は、知念実希人さんによる推理小説『天久鷹央の事件カルテ 魔弾の射手』でした。
女子高生のような童顔ながら、超人的な記憶力・計算力・知能を持つ天才女医・天久鷹央(あめくたかお)が、あらゆる謎を解き明かしていくメディカル・ミステリー。医学的見地が豊富に盛り込まれつつも、わかりやすくユーモアにあふれた作風は、医師でもある知念さんならではです。
天久鷹央が主人公の作品としては、鷹央とその部下・小鳥遊優(たかなしゆう)のコンビが活躍する連作短編集「天久鷹央の推理カルテ」と、二人が出会う前の前日譚からはじまる長編「天久鷹央の事件カルテ」の2つのシリーズが並行して刊行。今回発売された『魔弾の射手』は「事件カルテ」シリーズの最新巻です。
11年前の医療ミスで廃院に追い込まれた病院で、一人の看護師が転落死。自殺が有力視されるなか娘の由梨だけは否定。天久鷹央は由梨の想いに応え、「呪いの病院」の謎解きに挑みます。
第7位は、葉室麟さんによる『孤篷のひと』でした。
徳川家康に仕え、茶人として活躍した実在の大名・小堀遠州。千利休、古田織部、徳川家康、伊達政宗といった当代一の傑物たちと渡り合った生涯を描いた、2016年9月に単行本が刊行された歴史小説です。8月23日(金)に文庫版が発売されランクインしました。
続いて第11位~第30位の作品をピックアップ!
第15位には、土橋章宏さんの『引っ越し大名三千里』が登場。星野源さん主演で8月30日(金)に公開された映画「引っ越し大名!」の原作です。
情報番組などで映画とあわせて原作も紹介され、ランキングが急上昇しました。
主人公は、生涯に7度の国替えをして「引っ越し大名」というあだ名をつけられてしまった姫路藩藩主・松平直矩の臣下である、片桐春之介。
“引きこもり侍”と後ろ指を指される春之介が、幕府から命じられた国替えの「引っ越し奉行」の役目を継がされ、「人無し・金無し・経験無し」の最悪の状況で、播磨姫路から豊後日田への国替えに奮闘する姿がコミカルに描かれています。
なお、過去に映画化された著作『超高速!参勤交代』『超高速!参勤交代 リターンズ』と同じく、映画「引っ越し大名!」も土橋さんが自ら脚本を手がけています。
第24位は、又吉直樹さんの『劇場』でした。
新作長編小説『人間』が10月に発売されることでも話題を集めている又吉さん。『劇場』は、直木賞受賞後最初の作品として2017年5月に単行本が刊行された恋愛小説で、劇作家を目指す主人公の永田と、彼を支える恋人・沙希の生涯忘れることのできない7年間の恋愛模様を描いています。
山﨑賢人さん主演による2020年の映画公開が決定し、原作への注目が再び高まるなか、8月28日(水)に文庫版が発売されました。
第11位以降のランキング結果は以下の表をご覧ください。
・今売れている文庫ランキング(2019年8月19日~8月25日)
・2019年9月発売の文庫新刊ラインアップ(発売日順:1日~15日)