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5月31日(金)、2019年の上半期ベストセラーが発表されました。
『一切なりゆき』や『樹木希林 120の遺言』といった、樹木希林さん関連本のロングヒットが話題になった上半期ですが、どんな本が売れたのでしょうか?
さっそく見ていきましょう!
第1位となった『一切なりゆき』は、2018年9月に亡くなった女優の樹木希林さんが遺した言葉を集め、章立てて編集した作品です。
昨年12月の発売直後から売れ始め、3か月という異例のスピードで累計100万部を突破。本書の内容は数々のテレビ番組で取り上げられて話題となりました。
ほかにも樹木希林さん関連本は、今回第3位にランクインした『樹木希林 120の遺言』など計4点刊行され、発行部数の合計は200万部を超えています。
続いて、今回のランキングの注目ポイントを見ていきましょう!
今回のランキングは、知識や教養を身につけられる作品が上位に多数登場。
第1位『一切なりゆき』のほか、第4位の『医者が考案した「長生きみそ汁」』、第8位の『妻のトリセツ』、第9位の『ゼロトレ』など、実用的な書籍が好まれました。
特に妻との上手な付き合い方を解説した『妻のトリセツ』は、50~60代以上の男性から圧倒的な支持を得ています。
ビジネス書からは第7位の『メモの魔力』をはじめ、第14位に『FACTFULNESS』、第16位に『学びを結果に変えるアウトプット大全』が登場。3点とも累計30万部を超えており、ビジネス書としては異例のヒットを記録しています。
背景には若い世代の購入増加があり、特に『メモの魔力』は20代前半を中心としたZ世代(デジタルネイティブ世代)の購入シェアが高いことがわかっています。
この世代は「読書離れ」しているといわれてきましたが、前田裕二さんなど若手起業家による著書の刊行増加や、SNSを重視した販売戦略がこの世代とマッチしたようです。
児童書からは、累計600万部突破の「おしりたんてい」シリーズが総合ランキングに2点ランクイン!
ほかにも『ざんねんないきもの事典』のシリーズが累計300万部に到達するなど、少子化の時代に異例のヒットが続いています。
文芸書上位は女性作家が独占! 今回から「世代別ランキング」も新発表 》