'); }else{ document.write(''); } //-->
先日公開し、大きな反響をいただいた記事「業界人でも正解できない!?『2018年 一番売れた雑誌』はこれだ!」。
年間のランキングがわかったところで、今回は「1月」にどんな雑誌が売れたのかを見てみましょう。
※集計期間:2019年1月1日~31日 日販POS調べ
※ランキング表の価格は、いずれも「本体価格」です。
まずは売上冊数のランキングトップ20を見てみます。
月間でも「コロコロコミック」がダントツ。昨年最も売れたのも1月発売号でしたが、2019年においても「コロコロコミック」で最も売れた号となるのでしょうか?
続く第2位は「週刊少年ジャンプ」。安定した強さを見せています。
第3位の「otona MUSE」2月号は、12月27日発売にもかかわらず年間ランキングに入った号です。
その最大の理由は、強力付録がついていたこと(DEAN & DELUCA 特大デリバッグ)。なんとこの号、最新号が発売されたにもかかわらず、今も売れ続けています! 販売期間を延長している書店も多いので、買い逃した方もまだ間に合いますよ。
第5位・第6位には、デアゴスティーニ・ジャパンの分冊百科がランクイン。
どちらも創刊号で、第5位の「隔週刊 キャシーといっしょにハワイアンキルト」は1月4日に創刊、第6位の「隔週刊 自衛隊DVDコレクション」は1月15日に創刊されました。
また、今回のランキングで気になったのが「週刊現代」。並みいる総合週刊誌を押さえて第10位へのランクインとなりました。
1月期に最も売れたのは1月7日発売の合併号で、巻頭特集は「老親とあなたに降りかかる面倒な『現実』 死ぬ前に用意しておくこと」。昨年同時期と比較しても130%に迫る売れ行きとなっており、この勢いがどう続くのか注視したいところです。
続いては、売上金額ランキングです。こちらは「otona MUSE」2月号が第1位を獲得。「コロコロコミック」が第2位となり、第3位が「てれびくん」となりました。
売上金額のランキングでまず注目したいのが、幼児雑誌。幼児雑誌は最近、豪華な付録で注目を集めており、それにともなって価格も上昇しています。特に「てれびくん」は、1,472円という価格が上位獲得に大きく貢献しました。
付録は「仮面ライダージオウ ほんものふろく『クローズマグマライドウォッチ』」。対抗する「テレビマガジン」も、仮面ライダージオウの「回転装着! ジクウドライバーウォッチ」が付録で1,000円という価格でした。
そして3月には、新たなスーパー戦隊「騎士竜戦隊 リュウソウジャー」が登場します。2月以降も目が離せません!
高価格帯の雑誌という意味では、「大人のおしゃれ手帖」2月号も1,000円超え。こちらはLA BAGAGERIE(ラ バガジェリー)の長財布&ミニ財布セットが付録でした。
そしてトップ20のうち最も高額だったのが、第16位の「モデルグラフィックス」3月号。
1月スタートのTVアニメ「荒野のコトブキ飛行隊」とコラボレーションし、戦闘機の72分の1スケールプラモデルが付録になっていました。
最近は、書籍・コミックに限らず定期雑誌にも、定価の上昇傾向が見られます。また、号によって価格が大きく変わるものも増えてきました。
付録も全体として高級志向にあり、読者には「力の入った豪華付録号を狙って購入する」という人も多いようです。
2018年は、安室奈美恵さんの引退にともなって安室さん表紙号の買い回りが話題になりました。
そうなると思い浮かぶのが、1月27日に活動休止を宣言した嵐です。このニュースが雑誌市場にどういった影響を与えるのか、引き続き注視していきたいと思います。