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前回のランキングでは、池井戸潤さんの『下町ロケット ヤタガラス』が第1位、東野圭吾さんの『沈黙のパレード』が第2位でした。
前回はトップ10のうち文芸書が5つもランクインする結果になりましたが、今回はどうなっているのでしょうか? さっそく見ていきましょう!
今回は『日本国紀』が第1位に輝きました。
ベストセラー作家・百田尚樹さんが、縄文時代から平成までの2千年以上に及ぶ日本の変遷を書き下ろした一冊です。発売前から話題沸騰となり、発売後約2週間で累計発行部数45万部を突破しています。
第2位は新感覚ダイエット本『ゼロトレ』となりました! 10月は惜しくもランキング外でしたが、今回再浮上しています。
本書の売れ行きはTV番組の影響を色濃く受けており、11月は「中居正広の金曜日のスマイルたちへスペシャル」(TBS系)で紹介されたことで再度人気に火がつきました。
▼『ゼロトレ』日別売上(10/15~11/12)
続いて『バカとつき合うな』が初登場で第3位にランクイン!
『多動力』の堀江貴文さん、『革命のファンファーレ』『新世界』の西野亮廣さんの共著であり、インパクトのあるタイトルが目を引く本書。
「人と同じことをやりたがるバカ」「ひとつの仕事で一生やっていこうとするバカ」「新しさばかり追求するバカ」など、堀江さん、西野さんが交互に「付き合うべきではないバカ」について語っています。
最後には自らもバカだと述べ、お互いの素顔について触れている部分も。「とにかく何かやってみよう」と行動を起こすモチベーションが湧いてくる一冊です。
第7位にランクインしたのは、今最も注目されているビジネス書である『学びを結果に変えるアウトプット大全』。
ビジネス書ジャンルでの週間ランキングで上位をキープしているタイトルですが、月間総合ランキングでも見事TOP10入りを果たしました。
本書は、精神科医の著者が、書き方・伝え方・動き方といった「アウトプット」の効果を最大化する方法を、脳科学に基づいて解説した一冊です。
わかりやすく図解されているため、社会人はもちろん、学生も手に取りやすくロングヒットとなっています。
第9位には伊坂幸太郎さんの最新作『フーガはユーガ』がランクインしました!
本作の主人公は、誕生日当日だけ2時間に一度入れ替わる双子の兄弟。
中身が入れ替わるのではなく、「体ごとお互いがいる場所に瞬間移動する」という点がポイントです。この特異体質を軸に、ミステリー仕立てで物語が進んでいきます。
独特の世界観や物語後半での見事な伏線回収、そしてユーモアと悲しみが混在した、伊坂さんの「原点回帰」といえる作品です。
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11月の月間総合ランキングは、小説のほか、実用書、ビジネス書、ノンフィクションなど様々なジャンルが入り混じる結果となりました。
2018年の年間ベストセラーも発表され、年末感が強まっている今日この頃。
クリスマスも控えていますが、12月のランキングでは今回登場しなかった児童書は入ってくるのでしょうか!? 次回もお楽しみに。