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11月30日(金)、2018年の年間ベストセラーが発表されました。
『漫画 君たちはどう生きるか』『ざんねんないきもの事典』のロングヒットや、芸人初の手塚治虫文化賞受賞などさまざまなニュースがありましたが、2018年はどんな本が売れたのでしょうか?
さっそくランキングを見てみましょう!
※本文中の売上推移は「日販 オープンネットワークWIN調べ」、購入者クラスタ分析は「日販 WIN+調べ」です。
※特別企画「平成の年間ベストセラーを振り返る」公開中! 30年間の変遷を、当時のベストセラーを通して10年ごとに振り返ります(記事はこちら)。
第1位は『漫画 君たちはどう生きるか』。1937年の出版以来、多くの人に読み継がれてきた吉野源三郎さんの小説を、漫画家の羽賀翔一さんが再構成のうえ漫画化した作品です。
「世界一受けたい授業スペシャル」(日本テレビ系)や「おはよう日本」(NHK総合)など、テレビ番組で取り上げられたことで売上を伸ばし、2018年上半期ベストセラーに続いて、圧倒的大差で総合1位を獲得しました。
購買層は40~70代が多く、なかでも40代女性が中心。累計発行部数は204万部を突破しています。
宮崎駿監督の長編映画復帰作が「君たちはどう生きるか」となることが発表されており、今後も引き続き注目を集めそうです。書籍新装版も第9位にランクインしています。
『大家さんと僕』は、お笑いコンビ・カラテカの矢部太郎さんによるエッセイ漫画です。一風変わった“大家さん”と芸人の“僕”の、実話に基づいたエピソードが「ほっこりする」と人気を集め、累計発行部数75万部のロングヒットとなっています。
矢部さんは今年4月に、本作で第22回「手塚治虫文化賞 短編賞」を受賞。お笑い芸人の受賞、またプロの漫画家以外の受賞も初めてということで、大きな話題になりました。
今年4月からは、「週刊新潮」で『大家さんと僕』の第2期が連載されていましたが、8月に大家さんが逝去したことを受けて、一時休載。しかし、「描くことで大家さんとまた会えたら」との思いから、11月に連載が再開されています。
・『大家さんと僕』矢部太郎さんの刊行インタビューはこちら
・『大家さんと僕』第2期が週刊新潮で連載スタート!カラテカ矢部太郎「手塚治虫文化賞 短編賞」受賞は芸人初
ちょっと「ざんねんな」感じに進化してしまった122種類の動物たちの生態を、かわいいイラストとともに紹介した児童書『ざんねんないきもの事典』。2017年6月発売の続編は第6位に、2018年5月発売の続々編も第12位にランクインしています。
2017年の年間ベストセラーでも本書が第2位、続編が第8位にランクインしており、異例のロングセラーとなっています。
『ざんねんないきもの事典』は累計発行部数138万部。今年8月には、NHK・Eテレでアニメ化されました。
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