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10月より2015年の秋アニメがスタートしています。夏クールは『監獄学園』『がっこうぐらし』『干物妹!うまるちゃん』『GANGSTA.』などコミック原作のアニメが豊作だったので、それに比べるとやや数が少ないように思えますが、実は秋クールでもコミックが原作のアニメは約30タイトル制作されています。
アニメの原作コミックは、以前ご紹介したとおりアニメの放送が始まるタイミングで売上が大きく跳ねます。人気の高いアニメは原作コミックの売上も大きく跳ねるので、原作コミックの売上はアニメの人気を示すバロメーターであるといえます。
【参照記事】
〉アニメ化効果は最大26.5倍! 2015年夏アニメの原作コミック売上ランキングベスト5
〉放送開始後、売上は最大5倍! 2015春アニメ原作コミック売上ベスト5!
そこでこれまでと同様に、秋アニメの原作コミック第1巻のアニメ放送開始月(10月)の売上を調べてみました。上位5作をランキング形式で紹介しますのでご覧ください。アニメ放送前(9月)と比べて10月の売上が何倍伸びたのかも、あわせてご紹介します。
※秋クールで第2期が放送された作品は除いています。
第1位 『ワンパンマン』(集英社)
強くなりすぎたためにどんな怪人も一撃で倒してしまうヒーロー・サイタマが主人公のギャグアクション漫画『ワンパンマン』が堂々の第1位です! さすがサイタマ先生、第2位を大きく引き離して脅威的な強さを見せました。
『ワンパンマン』は、『モブサイコ100』(小学館「裏サンデー」で連載中)のONEさんが原作、『アイシールド21』『曇天・プリズム・ソーラーカー』の村田雄介さんが作画を担当している作品。アニメ放送前の9月に比べると、10月は第1巻の売上が3.2倍に伸びております(日販 オープンネットワークWIN調べ)。アニメでは村田雄介さんの完璧な作画に負けないくらいキャラクターたちがカッコよく動きまくるバトルシーンと、サイタマとジェノスの気の抜けたゆるいやりとりが人気で、11月に入っても売上はさらに伸びております。
なお作品の内容や読者層の分析については過去記事で紹介しておりますので、こちらをご参照ください。
〉2015年秋アニメ「ワンパンマン」 原作コミックはこれを読め!期待度ランキングベスト5
第2位 『落第騎士の英雄譚(キャバルリィ)』(スクウェア・エニックス)
海空りくさんの人気ライトノベルを空路恵さんがコミカライズしたソードアクション『落第騎士の英雄譚』が第2位です。アニメ放送前の9月に比べると10月の第1巻の売上は4.6倍!(日販 オープンネットワークWIN調べ) アニメは華麗で熱いソードバトルシーンと、出し惜しみしないサービスシーンが話題になり、放送直後に大きく売上を伸ばしました。
〉作品の内容や読者層の分析はこちら
2015年秋アニメ「落第騎士の英雄譚」原作コミックはこれを読め!期待度ランキングベスト5
第3位 『北斗の拳 イチゴ味』(発行:ノース・スターズ・ピクチャーズ 発売:徳間書店)
大ヒット作『北斗の拳』(原作:武論尊 作画:原哲夫)のパロディで、南斗六聖拳の聖帝サウザーを主役とした日常系(?)ギャグ漫画『北斗の拳 イチゴ味』が第3位です。アニメ放送前の9月に比べると、10月は第1巻の売上が1.8倍に伸びております(日販 オープンネットワークWIN調べ)。
1.8倍というと他の作品に比べて伸びが小さいように見えるかもしれません。しかし上のグラフから分かるように、『北斗の拳 イチゴ味』は放送前から売上を伸ばしていました。6月に発売された最新4巻の帯でアニメ化が告知されたので先行して売れていたのです。そのため10月に入ってからの売上の伸びが弱く見えてしまっているところがあります。
しかも放送時間はまさかの2~3分。それを考えると大健闘といえます。やはりサウザー役を本家『北斗の拳』と同じ銀河万丈さんが担当した影響は大きいです。
〉作品の内容や読者層の分析はこちら
2015年秋アニメ「北斗の拳 イチゴ味」原作コミックはこれを読め!期待度ランキングベスト5
第4位 『進撃!巨人中学校』(講談社)
第4位は大ヒット漫画『進撃の巨人』の公式スピンオフ学園パロディ漫画『進撃!巨人中学校』です!アニメ放送前の9月に比べると、10月の売上は3.1倍となっています(日販 オープンネットワークWIN調べ)。こちらも放送時間が15分と短めで、後半は声優陣の出演コーナーという番組構成でした。コアなファン向けの内容になっていることを考えると、こちらも健闘しています。
〉作品の内容や読者層の分析はこちら
2015年秋アニメ「進撃!巨人中学校」 原作コミックはこれを読め!期待度ランキングベスト5
第5位 『学戦都市アスタリスク』(KADOKAWA)
第5位は三屋咲ゆうさんの人気ライトノベルをにんげんさんがコミカライズした学園バトルアクション『学戦都市アスタリスク』です。アニメ放送前の9月に比べると、10月は第1巻の売上が4.4倍に伸びています(日販 オープンネットワークWIN調べ)。
『落第騎士の英雄譚』に続き第5位にもライトノベルのコミカライズがランクインしました。ライトノベルのジャンルでは人気の高い作品でも漫画好きの間では知名度が低いので、コミカライズの作品はアニメをきっかけに大きく伸びる傾向があるようです(実は、ライトノベルの読者層と漫画の読者層は意外に異なっているのです)。
2015年秋アニメの原作コミック売上ランキング、いかがでしたか?ひょっとすると、今回の紹介した作品の中にもノーマークのものがあったかもしれません。秋アニメは後半戦に差しかかっていますが、もし面白そうな作品があったら、ぜひアニメも原作コミックもチェックしてみてください!
また今の秋クールは、コミック原作のドラマも豊作です。次回は「2015年秋ドラマの原作コミック売上ランキングベスト5」をお送りしますので、お楽しみに!