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前回のランキングでは『漫画 君たちはどう生きるか』が第1位、『モデルが秘密にしたがる体幹リセットダイエット』が第2位にランクインしました。
先週は、1月16日(火)に第158回芥川龍之介賞・直木三十五賞が発表。芥川賞に石井遊佳さんの『百年泥』と若竹千佐子さんの『おらおらでひとりいぐも』、直木賞に門井慶喜さんの『銀河鉄道の父』がそれぞれ選ばれました。
さて、今回のランキングはどうなったのでしょうか? さっそく見てみましょう!
順位 | 書名 | 著者 | 出版社 |
1 | 漫画 君たちはどう生きるか | 吉野源三郎 羽賀翔一 |
マガジンハウス |
2 | モデルが秘密にしたがる体幹リセットダイエット | 佐久間健一 | サンマーク出版 |
3 | おらおらでひとりいぐも | 若竹千佐子 | 河出書房新社 |
4 | 君たちはどう生きるか | 吉野源三郎 | マガジンハウス |
5 | ざんねんないきもの事典 | 今泉忠明 下間文恵ほか |
高橋書店 |
6 | 日本史の内幕 | 磯田道史 | 中央公論新社 |
7 | 屍人荘の殺人 | 今村昌弘 | 東京創元社 |
8 | 医者が教える食事術 最強の教科書 | 牧田善二 | ダイヤモンド社 |
9 | 続 ざんねんないきもの事典 | 今泉忠明 下間文恵ほか |
高橋書店 |
10 | えがないえほん | B・J・ノヴァク | 早川書房 |
今回の第1位は、『漫画 君たちはどう生きるか』となりました! これで3週連続での首位獲得です。
2017年10月に「世界一受けたい授業」(日本テレビ)で取り上げられてブレイクした本書。1月20日(土)に再び同番組で紹介され、第4位にランクインした原書の新装版とあわせて売上急伸中です。
第3位には、芥川賞受賞作『おらおらでひとりいぐも』がランクイン。著者の若竹千佐子さんは、本書がデビュー作です。
子育てを終え、夫にも先立たれた74歳の桃子さん。老境に入り、ひとりぼっちになった彼女が日々の生活に見出したものとは……? 現代における新たな「老いの境地」を描き出した感動作です。
なお、もう1つの芥川賞受賞作『百年泥』は1月24日(水)発売。直木賞を受賞した『銀河鉄道の父』は惜しくもトップ10入りを逃しましたが、受賞発表後に大きく売上を伸ばしています。
▼『銀河鉄道の父』の日別売上推移(日販 オープンネットワークWIN調べ)
週間総合ランキング初登場で第10位にランクインしたのは『えがないえほん』。絵や物語がなく文字だけで構成されている異色の絵本(?)で、「読むだけで子どもが大笑いする」と評判の一冊です。
2017年11月に発売されてから、多くのメディアに取り上げられて売上を伸ばしてきた本書。1月13日(土)の「世界一受けたい授業」(日本テレビ)で絵本作家・のぶみさんに「2018年に読んで欲しい絵本」として紹介され、今回トップ10入りを果たしました。
総合ランキングでは圏外ながら、注目のタイトルをピックアップする「今週のスポットライト」。今回は、単行本ビジネスランキングで第1位にランクインした『お金2.0』を取り上げます。
著者の佐藤航陽さんは、ITベンチャー「株式会社メタップス」の代表取締役。大学を1年で中退して起業し、10年で同社を年商135億円にまで育て上げた気鋭の経営者です。
先進的な広告・金融サービスを生み出してきた佐藤さんが考える、これからの「お金の価値」とはどのようなものなのでしょうか?
2.0のサービスは、概念そのものを作り出そうとするものが多いので、既存の金融知識が豊富な人ほど理解に苦しみます。あまりにも既存社会の常識とは違うので「今の経済」のメインストリームにいる人たちにとっては懐疑や不安の対象になりやすいといった特徴もあります。そして、それこそが全く新しいパラダイムであることの証でもあります。本書ではまずお金や経済の仕組みから、テクノロジーの進化によって生まれた「新しい経済」のカタチ、最後に私たちの生活がいかに変わるか、の順番に解体していきます。
(幻冬舎公式サイト『お金2.0』より)
長きにわたって経済社会を支配してきた「資本主義」に替わる概念として、「価値主義」を提唱する本書。私たちの働き方や暮らしにも関わる、一歩先を見すえた提言がなされた一冊です。
以上、今週の週間総合ランキングでした。次回もお楽しみに!
ブランチの反響で、ミステリーランキング3冠達成の『屍人荘の殺人』が好調!今週の週間総合ランキング(2018年1月17日調べ)