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スウェーデン・アカデミーは10月5日(木)、2017年のノーベル文学賞を日本生まれのイギリス人作家・カズオ・イシグロさんに授与すると発表しました。
カズオ・イシグロさんは1954年11月8日、長崎生まれ。5歳のときに家族でイギリスに移住しました。1982年、デビュー作『遠い山なみの光』で王立文学協会賞を受賞、同年イギリスへ帰化しています。1986年『浮世の画家』でウィットブレッド賞を受賞。1989年に発表した『日の名残り』でイギリス文学の最高峰ブッカー賞に輝きました。
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— NHKニュース (@nhk_news) 2017年10月5日
2005年に発表された『わたしを離さないで』は2010年にマーク・ロマネク監督、キャリー・マリガンさん、アンドリュー・ガーフィールドさん、キーラ・ナイトレイさん主演により映画化されました。
日本では2014年に蜷川幸雄さん演出、多部未華子さん主演で舞台化。2016年に綾瀬はるかさん主演でテレビドラマ化(TBSテレビ)されたことでも知られています。
綾瀬さんは今回の受賞に対し、「『わたしを離さないで』は私にとっても宝物です」とした上で、「この度の受賞を機会に、より多くのみなさんがカズオ・イシグロさんの作品に触れられて、心に響くことを願っています」とのコメントを発表しています。
現時点での最新作『忘れられた巨人』は日本で累計発行部数4万部のヒット。10月14日(土)に文庫版が発売されます。
・【講演会レポート】カズオ・イシグロ『忘れられた巨人』――失う記憶、取り戻す記憶