'); }else{ document.write(''); } //-->
2017年6月20日(火)、日本文学振興会より第157回芥川龍之介賞の候補作が発表された。
今回芥川賞にノミネートされたのは、今村夏子「星の子」を含む4作。選考会は7月19日(水)に築地「新喜楽」にて開催。贈呈式は、8月下旬に都内にて行われる。
・今村夏子「星の子」(小説トリッパー春号)
・温又柔「真ん中の子どもたち」(すばる4月号)
・沼田真佑「影裏」(文學界5月号)
・古川真人「四時過ぎの船」(新潮6月号)
1980年2月20日、広島県広島市生まれ。2010年、「あたらしい娘」(後に「こちらあみ子」に改題)で第26回太宰治賞を受賞。2011年に『こちらあみ子』でデビュー。
主な作品:
・『こちらあみ子』(筑摩書房)=第24回三島由紀夫賞受賞
・『あひる』(書肆侃侃房)=第155回芥川賞候補、第5回河合隼雄物語賞受賞
1980年5月14日、台湾・台北市生まれ。3歳より東京在住。法政大学大学院国際文化専攻修士課程修了。2009年「好去好来歌」で第33回すばる文学賞佳作を受賞。2011年、同作品を収録した『来福の家』を刊行。
主な作品:
・『来福の家』(集英社)
・『台湾生まれ日本語育ち』(白水社)=第64回日本エッセイスト・クラブ賞受賞
1978年10月30日、北海道小樽市生まれ。西南学院大学卒。2017年、「影裏」で第122回文學界新人賞を受賞。
主な作品:
「影裏」(2017年「文學界」5月号)
1988年7月29日、福岡県福岡市生まれ。2016年「縫わんばならん」で第48回新潮新人賞を受賞しデビュー。
主な作品:
・『縫わんばならん』(新潮社刊)=第156回芥川賞候補
・「四時過ぎの船」(2017年「新潮」6月号)
芥川賞は、直木賞と同じく日本文学振興会が昭和10年に制定。新聞・雑誌(同人雑誌を含む)に発表された純文学短編作品のうち最も優秀なものに贈られ(応募方式ではない)、主に無名もしくは新進の作家を対象としている。授賞は上半期・下半期の年2回。選考委員には、小川洋子・奥泉光・川上弘美・島田雅彦・髙樹のぶ子・堀江敏幸・宮本輝・村上龍・山田詠美・吉田修一が参加している。
※直木賞候補作はこちら(https://hon-hikidashi.jp/more/30451/)