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6月1日(木)、2017年の上半期ベストセラーが発表されました。
芥川賞・直木賞の発表、『蜜蜂と遠雷』の直木賞・本屋大賞ダブル受賞、村上春樹『騎士団長殺し』の発売と、ここ半年間だけでも、出版業界にはたくさんのニュースがありました。
さて、上半期はどんな本が売れたのでしょうか? さっそくランキングを見てみましょう。
※本文中の売上推移は「日販 オープンネットワークWIN調べ」、購入者クラスタ分析は「日販 WIN+調べ」です。
総合第1位は、佐藤愛子さんの『九十歳。何がめでたい』となりました。
90歳を超えた著者が、自らの身体に次々に起こる“故障”を嘆き、時代の進歩に怒り、悩める若者たちを叱りながらもあたたかく鼓舞する「怒りの書」。「女性セブン」で1年にわたり連載されたエッセイを、加筆修正のうえまとめた一冊です。
ユーモアを交えた痛快な物言いで話題になり、2016年8月の刊行以降売上を伸ばしていましたが、新聞各紙の書評に取り上げられたほか、2017年3月にはNHK総合「ニュースウオッチ9」で紹介され、50~70代女性を中心に読者を増やしました。
累計発行部数は83万部。佐藤さんの著書『それでもこの世は悪くなかった』(文藝春秋)、『人間の煩悩』(幻冬舎)も売れ行き好調です。