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前回のランキングでは、星野源さんのエッセイ集『いのちの車窓から』が2週連続で第1位に、ライトノベル文芸の人気シリーズ『転生したらスライムだった件』の最新10巻が第2位にランクインしました。
今回のランキングはどうなったのでしょうか?
さっそく、ランキングど~ん!(おぶざでっど!)
順位 | 書名 | 著者 | 出版社 |
1 | 蜜蜂と遠雷 | 恩田陸 | 幻冬舎 |
2 | Fate/Grand Order カルデアエース | TYPE-MOON | KADOKAWA |
3 | 儒教に支配された中国人と韓国人の悲劇 | ケント・ギルバート | 講談社 |
4 | 九十歳。何がめでたい | 佐藤愛子 | 小学館 |
5 | いのちの車窓から | 星野源 | KADOKAWA |
6 | か「」く「」し「」ご「」と「 | 住野よる | 新潮社 |
7 | 素敵な日本人 | 東野圭吾 | 光文社 |
8 | 名探偵コナン から紅の恋歌 | 水稀しま 青山剛昌ほか |
小学館 |
9 | 応仁の乱 | 呉座勇一 | 中央公論新社 |
10 | 転生したらスライムだった件(10) | 伏瀬 みっつばー |
マイクロマガジン社 |
今回は、「本屋大賞2017」で大賞に輝いた『蜜蜂と遠雷』が首位を獲得しました! 直木賞とのタブル受賞、そして恩田陸さん2度目の本屋大賞受賞ということで注目を集めている本作。受賞発表後さらに売れ行きを伸ばしています。
第2位には、ランキング初登場の『Fate/Grand Order カルデアエース』がランクイン。人気スマホゲームの第一章完結を記念して刊行された、ゲームの公式本です。
「Fate」シリーズは2004年のPCゲーム「Fate/Stay Night」発売以来、アニメや漫画など、様々なメディアに展開されている長寿シリーズ。シリーズ第1弾から10年以上経った今こうして公式本がランクインしているあたりに、人気の根強さが感じられます。
長寿シリーズといえば、第8位の『名探偵コナン から紅の恋歌』も見逃せません。
こちらは2017年4月15日(土)に公開された「劇場版名探偵コナン から紅の恋歌」のノベライズ。映画もかなり好評で、公開初日・翌日の2日間の興行成績は、シリーズ歴代最高記録を叩き出したそうです。
また先日、原作の漫画『名探偵コナン』が全世界累計発行部数2億冊を突破したことが、小学館より発表されました。これを記念して4月26日(水)発売の「少年サンデー」22・23合併号からは、著者・青山剛昌さんの連載デビュー作『まじっく快斗』の集中連載が始まります。
総合ランキングでは圏外ながら注目のタイトルをピックアップする「今週のスポットライト」。今回は、単行本ノンフィクションほか部門で第9位にランクインした『ハリネズミの願い』を取り上げます。
『ハリネズミの願い』は、「本屋大賞2017」翻訳小説部門の大賞に輝いた作品。著者のトーン・テレヘンさんはオランダの人気作家ですが、日本での知名度は低く、2006年に『小さな小さな魔女ピッキ』が翻訳出版されて以来、日本では書籍が刊行されていませんでした。
本書の主人公は、臆病で気難しいハリネズミ。誰かを家に招こうと思い立ち招待状を書き始めるものの、手紙を送る勇気が出ません。
「もしクマがきたら?」「カエルがきたら?」
あれこれ心配するとともに、彼は手紙にこう書き加えます。
「でも、だれも来なくてもだいじょうぶです」
果たして彼は、来てほしいのでしょうか、来てほしくないのでしょうか。そして彼に友達はできるのでしょうか……?
人付き合いに心配や悩みが尽きないハリネズミ。共感ポイントがたくさん詰まった、大人のための物語です。
以上、今週の総合ランキングでした。次回もお楽しみに!