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年末年始の繁忙期。書店店頭ではクリスマス用の本や年賀状関連書など、季節感のあるものが売れています。
文庫ジャンルではどんな作品が売れたのでしょうか? 先週1週間の売上ランキングを発表します(※今回の集計期間:12月12日~12月18日/日販 オープンネットワークWIN調べ)。括弧内は前回の順位との比較です。
順位 | 書名 | 著者 | 発売日 |
1(→) | 実業之日本社文庫 雪煙チェイス |
東野圭吾 | 2016/11/29 |
2(↑) | 宝島社文庫 ぼくは明日、昨日のきみとデートする |
七月隆文 | 2014/8/6 |
3(↑) | 電撃文庫 アクセル・ワールド(21)雪の妖精 |
川原礫 | 2016/12/10 |
東野圭吾さんの『雪煙チェイス』が3週連続で第1位に! やはり強いですね。
第2位は、ついに映画公開を迎えた『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』。とにかく「泣ける」と話題の作品なので、これからの動きが気になるところです。第3位には前回から4つ順位を上げた『アクセル・ワールド』の最新21巻がランクインしています。
順位 | 書名 | 著者 | 発売日 |
4(↓) | 新潮文庫 首折り男のための協奏曲 |
伊坂幸太郎 | 2016/11/28 |
5(NEW) | 講談社文庫 百万石の留守居役(8)参勤 |
上田秀人 | 2016/12/15 |
6(NEW) | GA文庫 ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 外伝(7) |
大森藤ノ | 2016/12/15 |
7(↑) | 新潮文庫 殺人犯はそこにいる |
清水潔 | 2016/5/28 |
8(↓) | 角川文庫 小説 君の名は。 |
新海誠 | 2016/6/18 |
9(↓) | 講談社文庫 海賊とよばれた男(上) |
百田尚樹 | 2014/7/15 |
10(↓) | 電撃文庫 ストライク・ザ・ブラッド(16)陽炎の聖騎士 |
三雲岳斗 | 2016/12/10 |
「文庫X」の正体である『殺人犯はそこにいる』は、先週より5つ順位を上げ、第7位にランクイン。引き続き各メディアで紹介され続け、多くの人の心を動かしています。ちなみに“文庫X開き”にあわせて、書店店頭には特別帯のついたものが並んでいます。ぜひそちらにもご注目ください。
そして“時代小説文庫”というジャンルで先週最も売れたのは、第5位にランクインした上田秀人さんの『参勤』。「百万石の留守居役」シリーズの最新作です。
順位 | 書名 | 著者 | 発売日 |
11(↓) | 新潮文庫 すえずえ |
畠中恵 | 2016/11/28 |
12(↓) | 講談社文庫 海賊とよばれた男(下) |
百田尚樹 | 2014/7/15 |
13(NEW) | 講談社文庫 水鏡推理(5)ニュークリアフュージョン |
松岡圭祐 | 2016/12/15 |
14(NEW) | 双葉文庫 京都寺町三条のホームズ(6)新緑のサスペンス |
望月麻衣 | 2016/12/15 |
15(↓) | 光文社文庫 鬼役(20)運命 |
坂岡真 | 2016/12/8 |
16(NEW) | 講談社文庫 埋れた牙 |
堂場瞬一 | 2016/12/15 |
17(→) | 文春文庫 そして生活はつづく |
星野源 | 2013/1/4 |
18(→) | 文春文庫 働く男 |
星野源 | 2015/9/2 |
19(NEW) | 集英社文庫 岳飛伝(2)飛流の章 |
北方謙三 | 2016/12/16 |
20(↓) | 新潮文庫 新・古着屋総兵衛第(13)虎の尾を踏む |
佐伯泰英 | 2016/11/28 |
第11位から第20位には、シリーズものの新刊がずらっと並びました。注目は『水鏡推理』。閉塞感ある官僚の世界の常識をぶっ飛ばし、直感と正義感のみに忠実に事件を解決し続ける主人公・水鏡瑞希のファンが増加中です。ランクインしたのはシリーズ5作目ですが、どこから読んでも楽しめるはず。ぜひ手に取ってみてください。
第17位・第18位に並んでランクインしたのは、ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」への出演でファンを拡大している星野源さんの著書。星野さんに関しては、来春に最新エッセイ『いのちの車窓から』の発売が決定しています。
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・星野源主演で『夜は短し歩けよ乙女』が劇場アニメ化!四畳半神話大系のスタッフが再集結
・星野源に想いを馳せながら―「働きすぎのあなたへ。働かなさすぎのあなたへ。」
書店での仕掛け販売により、ぐんぐんランキングを上げてきている注目作がこちら! 著者の藤崎翔さんは元お笑い芸人で、コンビ解散後に執筆した本作で横溝正史ミステリ大賞を受賞した実力派です。
神様のようだと言われていた教師が逝去し、彼を慕う人々が彼を偲んでいると、その話の中から浮かび上がってきたのは「犯罪者」の疑惑。さて、神様の本当の顔はどちら? というミステリ。軽めのタッチなので、帰省中の読書にもおすすめできる一冊です。