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さて、まずは本書の購買層を見てみましょう。
(日販WIN+調べ)
ご覧のとおり、60代以上の方の購買がメインです。世間でいうところの、いわゆる「シニア層」ではあるものの、桃紅さんからすれば30歳も下の世代、まだまだ若僧なのでしょうね(笑)。逆に言えば、60代・70代の方にとってもだいぶ上の世代で、考え方や生き方の指南書として受け入れられているのでしょうね。いくつかご紹介しましょう。
「面白がる気持ちがなくなると、この世は非常につまらなくなります。」
「一つなにか自分が夢中になれるものを持つと、生きていて、人は救われるのだろうと思います。」
まさに箴言ですね。
何より心に響くのが、100歳を超えてなお衰えない桃紅さんの探究心です。本書の中には「歳とるということは、クリエイトするということです」という言葉が出てきます。100歳を過ぎるということ自体、前例が少なく、生き方のお手本もなくなっていくそうです。当然といえば当然ですよね。その中で桃紅さんは「全部、自分で創造して生きていかなければなりません」と仰います。そして、毎日を創造的に生きることは「楽しいことではありませんが、マンネリズムはありません」と続けます。
歳をとることをこれほど前向きにとらえた文章があったでしょうか。この文章を読んだ時に私は、「あ、この本はとんでもない本だな」と確信しました。
本当はもう全文紹介したいくらい、本書の言葉の数々は心に響きます。日販として、今最も世間にお薦めしたい一冊です!
それではまた~。