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「ランキング番外編」は、ランキング圏外ながら今注目すべき一冊をご紹介するコーナーです。今回は、「嫌われ芸人」として有名なキングコング・西野亮廣さんによる初のビジネス書『魔法のコンパス』をご紹介します。
『魔法のコンパス』は、「泣けるビジネス書」として話題の本。様々な肩書きを持ち縦横無尽に動き回る西野さんだからこそ書けたといっても過言ではないほど、型破りでありながら腑に落ちる、ドキドキさせられる内容となっています。
『はねるのトびら』がゴールデンタイムで毎週20%をとり、各局で朝から晩まで冠番組を持ち、『売れっ子だけれど、時代を変えるスターではない』という現実を突きつけられて、それでも諦めたくなかったので、テレビの外に飛び出した25歳。
芸人のライフラインとも呼べる『ひな段』を断ち、「なんで芸人のクセに絵本なんて描いてんだよ」と世間の皆様や同業者から執拗に叩かれながら絵本を描き、「最近、テレビで見ないね」と嘲笑されながら、作業場にこもり作品を作り、そして、その作品を届ける作業を繰り返していました。
そこには『道』なんてなくて、
絵本の描き方も、
絵本の売り方も、
人の集め方も、
お金の集め方も、
企画の作り方も、
企画の通し方も、すべて手探り。仮説を立て、実験し、失敗して、やり直し。
「ならば、これはどうだ?」と、また仮説を立て、実験し、失敗して、やり直し…『魔法のコンパス ~道なき道の歩き方~』(主婦と生活社)は僕の実験結果をまとめた実験ノートで、僕と同じように外に飛び出した方、これから外に飛び出す方に向けて書かせていただきました。
西野さんがどんなことを考え、どう行動してきたのかということに、『魔法のコンパス』で触れてみてはいかがでしょうか? 今いる場所から一歩踏み出したい方におすすめの一冊です。
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