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12月16日(金)、日本文学振興会より第168回芥川龍之介賞の候補作が発表されました。
・安堂ホセ「ジャクソンひとり」(文藝冬季号)
・井戸川射子「この世の喜びよ」(群像7月号)
・グレゴリー・ケズナジャット「開墾地」(群像11月号)
・佐藤厚志「荒地の家族」(新潮12月号)
・鈴木涼美「グレイスレス」(文學界11月号)
ノミネートされた5名のうち、安堂ホセさん、井戸川射子さん、グレゴリー・ケズナジャットさん、佐藤厚志さんが初の候補入り、鈴木涼美さんは2度目の候補入りとなりました。
選考会は、1月19日(水)に築地「新喜楽」にて開催。贈呈式は、2月下旬に都内で行われます。
また受賞作は、2月10日(金)発売の「文藝春秋」3月号に全文と選評を掲載。直木賞受賞作は、2月22日(水)発売の「オール讀物」3・4月合併号に作品の一部と選評が掲載されます。
Ⓒ藤澤由加
あんどう・ほせ。1994年東京都生まれ。2022年「ジャクソンひとり」で第59回文藝賞を受賞しデビュー。
〈主な作品〉
『ジャクソンひとり』(河出書房新社)
Ⓒ田中尚樹
いどがわ・いこ。1987年兵庫県生まれ。関西学院大学社会学部卒。
〈主な作品〉
『する、されるユートピア』(青土社)
『ここはとても速い川』(講談社)
『遠景』(思潮社)
『この世の喜びよ』(講談社)
グレゴリー・ケズナジャット。1984年1月2日、アメリカ合衆国サウスカロライナ州グリーンビル市生まれ。クレムソン大学、同志社大学大学院卒。2021年「鴨川ランナー」で第2回京都文学賞を受賞。同作品を収録した『鴨川ランナー』でデビュー。
〈主な作品〉
『鴨川ランナー』(講談社)
Ⓒ新潮社
さとう・あつし。1982年2月9日宮城県仙台市生まれ。東北学院大学文学部英文学科卒業。仙台市在住、丸善仙台アエル店勤務。2017年、第49回新潮新人賞を「蛇沼」で受賞しデビュー。
〈主な作品〉
「蛇沼」2017年新潮11月号
「境界の円居」2020年小説すばる5月号=第3回仙台短編文学賞大賞受賞
『象の皮膚』(新潮社)=第34回三島由紀夫賞候補
Ⓒ石垣星児
すずき・すずみ。1983年7月13日東京都生まれ、神奈川県鎌倉市育ち。2007年慶應義塾大学環境情報学部卒業。2009年東京大学大学院学際情報学府社会情報学修士課程修了。2009~2014年日本経済新聞社勤務、以後執筆活動に入る。
〈主な作品〉
『「AV女優」の社会学 なぜ彼女たちは饒舌に自らを語るのか』(青土社)
『身体を売ったらサヨウナラ 夜のオネエサンの愛と幸福論』(幻冬舎)
『愛と子宮に花束を 夜のオネエサンの母娘論』(幻冬舎)
『すべてを手に入れたってしあわせなわけじゃない』(マガジンハウス)
『ニッポンのおじさん』(KADOKAWA)
『往復書簡 限界から始まる』(共著、幻冬舎)
『JJとその時代 女のコは雑誌に何を夢見たのか』(光文社)
『娼婦の本棚』(中央公論新社)
『ギフテッド』 (文藝春秋)=第167回芥川賞候補
『8cmヒールのニュースショー』(扶桑社、近刊)
芥川賞は、直木賞と同じく日本文学振興会が昭和10年に制定。新聞・雑誌(同人雑誌を含む)に発表された純文学短編作品のうち最も優秀なものに贈られ(応募方式ではない)、主に無名もしくは新進の作家を対象としている。授賞は上半期・下半期の年2回。
選考委員は、小川洋子・奥泉光・川上弘美・島田雅彦・平野啓一郎・堀江敏幸・松浦寿輝・山田詠美・吉田修一の各氏。