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  • 誰もが知っている真田幸村は実は……直木賞作家が真の幸村を描いた『幸村を討て』|読書メーター 2022年4月の注目本ランキング

    2022年05月12日
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    ほんのひきだし編集部
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    日本最大級の書評サイトで「今 注目度No.1の本」

    約100万人のユーザーを抱え、2,900万件以上の感想・レビューが投稿されている「読書メーター」。

    このランキングでは、そんな読書メーターで「今注目が集まっている本」を紹介します! “次に読む一冊”を見つける参考にどうぞ。



    先月注目を集めた本【第1位】はこちら!!

    幸村を討て
    著者:今村翔吾
    発売日:2022年03月
    発行所:中央公論新社
    価格:2,200円(税込)
    ISBNコード:9784120055157

    『塞王の楯』で第166回直木賞を受賞した今村翔吾さんの最新作、『幸村を討て』が第1位でした。真田昌幸、信之、幸村と、徳川家康や伊達政宗らの思惑が交錯する「大坂の陣」が描かれています。

    読書メーターユーザーからは、次のようなレビューが寄せられました。

    圧巻巨編の歴史エンタメ小説。誰もが知っている真田幸村は、その本当の姿を誰も知らなかった。後藤又兵衛、伊達政宗、織田有楽斎、そして、家康、名だたる戦国武将達を翻弄し、そして、真田「家」の夢と希望を繋ぐ。忍びを操り、東西の両陣営を手玉に取る生き様は、他の武将を圧倒し、まさに、戦国時代最大級フィクサー。目には見えない策略謀略を張り巡らせた真田一族をここまで描き切った今村氏は、もしや、タイムマシンを使ったのか。本作は、直木賞受賞作品「塞王の楯」よりも、登場人物に身近感があり、実に興奮没入熱流の大渦と化した。

    (ユーザー名:哲学の木)

    豊臣方の敗北はわかっていたのに、なぜ真田幸村は大坂城へ入ったのか。味方の南條元忠や後藤又兵衛まで陥れたのみならず、夏の陣で今一歩まで家康を追い詰めながら討ち取らなかったのか。戦国最後の戦いの裏で展開された理由も目的も不明な謀略戦を察知した者は、敵味方を問わず恐怖して「幸村を討て!」と叫ぶしかなかった。しかも幸村のみならず兄の信之も江戸と大坂に分かれながら加わり、真田の家と誇りを守るため徳川も豊臣も自在に操って家康に負けを認めさせたのだ。どの作家も考えたことがない「歴史謀略小説」の波乱万丈な物語を堪能した。

    (ユーザー名:パトラッシュ)

    真田幸村は神秘のベールに包まれているというが、まさにミステリアスな人物だと感じた。タイトルに「幸村を討て」とあるが、本作は幸村を主人公にした物語ではない。幸村は大坂の陣で豊臣方に付いた。その戦国最後の戦いとなった大坂の陣を軸に、徳川家康、後藤又兵衛、伊達政宗、毛利勝永らの大名の視点から幸村の人物像に迫っていくという、よく読む戦国ものとは体系が異なった作品だった。登場人物が多いが今村さんは丁寧に整理し、話を進めていく。親子、兄弟の絆も的確に描かれ、「塞王の楯」にも劣らぬ傑作だと感じた。

    (ユーザー名:のぶ)

     

    なお、今村翔吾さんの作品ではほかにも、明治時代のデスゲームを描いた『イクサガミ 天』が第3位にランクインしました。

    イクサガミ 天
    著者:今村翔吾
    発売日:2022年02月
    発行所:講談社
    価格:770円(税込)
    ISBNコード:9784065269862

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    読書メーター 2022年4月の注目本ランキング

     ※集計期間:2022年4月1日(金)~30日(土)
    期間中の本の登録数・レビュー投稿数を集計。

    第1位『幸村を討て』(今村翔吾/中央公論新社)
    第2位『オオルリ流星群』(伊与原新/KADOKAWA)
    第3位『イクサガミ 天』(今村翔吾/講談社)
    第4位『ミシンと金魚』(永井みみ/集英社)
    第5位『八月の母』(早見和真/KADOKAWA)
    第6位『ロング・アフタヌーン』(葉真中顕/中央公論新社)
    第7位『燕は戻ってこない』(桐野夏生/集英社)
    第8位『砂嵐に星屑』(一穂ミチ/幻冬舎)
    第9位『空にピース』(藤岡陽子/幻冬舎)
    第10位『古本食堂』(原田ひ香/角川春樹事務所)

     

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