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前回第4位だった『流浪の月』が、第1位となりました。
本作は、5月13日(金)に実写映画が公開予定で、広瀬すずさんと松坂桃李さんがダブル主演を務めます。
あらすじ
最初にお父さんがいなくなって、次にお母さんもいなくなって、わたしの幸福な日々は終わりを告げた。すこしずつ心が死んでいくわたしに居場所をくれたのが文だった。それがどのような結末を迎えるかも知らないままに――。だから十五年の時を経て彼と再会を果たし、わたしは再び願った。この願いを、きっと誰もが認めないだろう。周囲のひとびとの善意を打ち捨て、あるいは大切なひとさえも傷付けることになるかもしれない。それでも文、わたしはあなたのそばにいたい――。
(東京創元社公式サイト『流浪の月』より)
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宮部みゆきさんの時代小説『きたきた捕物帖』が第3位に初登場しました。
本作は、「謎解き」「怪異」「人情」が盛り込まれた連作時代ミステリーで、宮部さん自身が「生涯、書き続けていきたい物語です」と語っているシリーズです。
下っ端の見習い岡っ引きで文庫売りの北一(きたいち)と、その相棒・喜多次(きたじ)という二人の「きたさん」が、事件や不思議な出来事を解き明かしていくなかで成長する姿が描かれています。
3月4日(金)に実写映画が公開された『余命10年』が、前回の第9位から第4位にランクアップしました。
映画では、小松菜奈さんと坂口健太郎さんがダブル主演を務め、公開初週の映画動員ランキングでは第2位を獲得(興行通信社調べ)。観客動員数が約22万8000人、興行収入は約3億円の好スタートを切りました。
3月3日(木)に91歳で亡くなった西村京太郎さんの『西日本鉄道殺人事件』が第26位に初登場しました。
西村さんは40年以上にわたってトラベルミステリーを書き続け、自ら電車に乗って取材をしつつ、驚異的なペースで刊行する速筆ぶりで知られていました。
『西日本鉄道殺人事件』は西村さんの代表作「十津川警部」シリーズの1冊で、生前最後に発売された文庫となりました。
福岡から大牟田に向かう9000系西鉄特急の車内で、91歳の町工場元社長が殺された。老人は、60年前、その三連覇に熱狂した西鉄ライオンズゆかりの聖地を巡り、大牟田で九州新幹線に乗り換え、鹿児島に向かう旅の途中だった。事件解決の鍵は、老人が「人生最後の旅」で目指した、「最も悲しみと怒りが強い場所」にあるのか? 終わりなき戦後の闇に十津川警部が挑む、好評の「地方鉄道」シリーズ。
(新潮社公式サイト『西日本鉄道殺人事件』より)
※日販 オープンネットワークWIN調べ。
※トップ10のみ前回との順位比較を記載。★印は集計期間中(2022年2月28日~3月6日)に発売された新刊です。
・広瀬すずと松坂桃李がダブル主演で映画化の『流浪の月』が初登場|週間文庫ランキング(2022年3月1日調べ)