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12月17日(金)、日本文学振興会より第166回直木三十五賞の候補作が発表されました。
・逢坂冬馬『同志少女よ、敵を撃て』(早川書房)
・彩瀬まる『新しい星』(文藝春秋)
・今村翔吾『塞王の楯』(集英社)
・柚月裕子『ミカエルの鼓動』(文藝春秋)
・米澤穂信『黒牢城』(KADOKAWA)
ノミネートされた5名のうち、逢坂冬馬さんが初の候補入り、彩瀬まるさん、柚月裕子さんは2度目の候補入り、今村翔吾さん、米澤穂信さんは3度目の候補入りとなりました。
選考会は、2022年1月19日(水)に築地「新喜楽」にて開催。贈呈式は、2月下旬に都内で行われます。
また受賞作は、2022年2月22日(火)発売の「オール讀物」3・4月合併号に作品の一部と選評を掲載。芥川賞受賞作は、2022年2月10日(木)発売の「文藝春秋」3月号に全文と選評が掲載されます。
あいさか・とうま。1985年埼玉県生まれ、横浜市育ち。明治学院大学国際学部国際学科卒。2021年、『同志少女よ、敵を撃て』で第11回アガサ・クリスティー賞を受賞。同作品にてデビュー。
<主な作品>
『同志少女よ、敵を撃て』(早川書房)
あやせ・まる。1986年千葉県生まれ。上智大学文学部卒。2010年「花に眩む」で第9回女による女のためのR-18文学賞読者賞を受賞。2013年『あのひとは蜘蛛を潰せない』で小説家デビュー。ほか、2012年には東日本大震災時の被災体験を記録した『暗い夜、星を数えて 3·11被災鉄道からの脱出』を刊行している。
<主な作品>
『暗い夜、星を数えて 3·11被災鉄道からの脱出』(新潮社)
『あのひとは蜘蛛を潰せない』(新潮社)
『やがて海へと届く』(講談社)
『朝が来るまでそばにいる』(新潮社)
『眠れない夜は体を脱いで』(徳間書店)
『くちなし』(文藝春秋)=第158回直木賞候補
『森があふれる』(河出書房新社)
『草原のサーカス』(新潮社)
『川のほとりで羽化するぼくら』(KADOKAWA)
『新しい星』(文藝春秋)
いまむら・しょうご。1984年京都府生まれ。2017年文庫書下ろし『火喰鳥 羽州ぼろ鳶組』でデビュー。2018年「童神」で第10回角川春樹小説賞を受賞(刊行時に、『童の神』と改題)。
<主な作品>
『火喰鳥 羽州ぼろ鳶組』(祥伝社)ほか「羽州ぼろ鳶組シリーズ」12冊
『くらまし屋稼業』(角川春樹事務所)ほか同シリーズ7冊
『童の神』(角川春樹事務所)=第160回直木賞候補
『ひゃっか!』(文響社)
『てらこや青義堂師匠、走る』(小学館)
『八本目の槍』(新潮社)
『じんかん』(講談社)=第163回直木賞候補
『塞王の楯』(集英社)
ゆづき・ゆうこ。1968年岩手県生まれ。2008年「臨床真理」で第7回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞。2009年同作品でデビュー。
<主な作品>
『臨床真理』(宝島社)
『検事の本懐』(宝島社)
『孤狼の血』(KADOKAWA)=第154回直木賞候補
『慈雨』(集英社)
『盤上の向日葵』(中央公論新社)
『暴虎の牙』(KADOKAWA)
『ミカエルの鼓動』(文藝春秋)
1978年3月岐阜県生まれ。2001年『氷菓』で第5回角川学園小説大賞ヤングミステリー&ホラ一部門奨励賞を受賞し、デビュー。
<主な作品>
『氷菓』(KADOKAWA)
『インシテミル』(文藝春秋)
『追想五断章』(集英社)
『折れた竜骨』(東京創元社)
『満願』(新潮社)=第151回直木賞候補
『真実の10メートル手前』(東京創元社)=第155回直木賞候補
『黒牢城』(KADOKAWA)
直木賞は、芥川賞と同じく日本文学振興会が昭和10年に制定。 新聞・雑誌(同人雑誌を含む)あるいは単行本として発表された短編および長編の大衆文芸作品のうち、最も優秀なものに贈られ(応募方式ではない)、無名・新進・中堅作家が対象となっている。授賞は上半期・下半期の年2回。
選考委員は、浅田次郎・伊集院静・角田光代・北方謙三・桐野夏生・髙村薫・林真理子・三浦しをん・宮部みゆきの各氏。