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  • ますます注目される「SDGs」の本で今年一番売れたのは? 年間ベストセラーSDGsランキング2021

    2021年12月15日
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    ほんのひきだし編集部
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    毎年、年末に発表している「年間ベストセラー」。総合ランキングのほか、「文庫」「コミック」「単行本フィクション」などの11の分類別ランキングを発表しています。

    ほんのひきだしではその番外編として、今年特に注目された「SDGs」「レシピ本」「絵本」に焦点をあてたランキングを紹介します。

    第1弾の今回は、全世界で注目を集めている「SDGs」に関するランキングです。

     

    SDGsとは?

    SDGsとは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称。2015年9月の国連サミットで採択され、国連加盟193か国が2016年から2030年の15年間で達成するために掲げた17の目標です。

    貧困や飢餓といった問題から、働きがいや経済成長、気候変動に至るまで、世界が抱える21世紀の課題が包括されています。

    SDGs 17の目標
    1.貧困をなくそう
    2.飢餓をゼロに
    3.すべての人に健康と福祉を
    4.質の高い教育をみんなに
    5.ジェンダー平等を実現しよう
    6.安全な水とトイレを世界中に
    7.エネルギーをみんなに。そしてクリーンに
    8.働きがいも経済成長も
    9.産業と技術革新の基盤を作ろう
    10.人や国の不平等をなくそう
    11.住み続けられるまちづくりを
    12.つくる責任、つかう責任
    13.気候変動に具体的な対策を
    14.海の豊かさを守ろう
    15.陸の豊かさも守ろう
    16.平和と公正をすべての人に
    17.パートナーシップで目標を達成しよう

    昨今では、個人にとどまらず企業としての取り組みもクローズアップされるようになってきました。動きが大きくなるにつれ、関連本を読んで詳しく学ぼうとする人も増えてきたといえるのではないでしょうか。

    そんな数多くのSDGs関連書の中で、今年もっとも売れた本は何だったのでしょうか。売上TOP10と共に発表します。

     

    「SDGs」年間ベストセラー2021

    集計期間:2020年11月24日~2021年11月21日(日販調べ)
    対象書籍:タイトル、副書名に「SDGs」を含むもの※雑誌、ムックは除く

    第1位『こどもSDGs なぜSDGsが必要なのかがわかる本』(監修:秋山宏次郎、著:バウンド/カンゼン)

    第2位『SDGs(持続可能な開発目標)』(蟹江憲史/中央公論新社)

    第3位『大人も知らない!? SDGsなぜなにクイズ図鑑』(監修:笹谷秀光/宝島社)

    第4位『60分でわかる!SDGs超入門』(著:バウンド、監修:功能聡子、佐藤寛/技術評論社)

    第5位『SDGs入門』(村上芽、渡辺珠子/日経BPマーケティング)

    第6位『2030年の世界地図帳 あたらしい経済とSDGs、未来への展望』(落合陽一/SBクリエイティブ)

    第7位『基礎知識とビジネスチャンスにつなげた成功事例が丸わかり! SDGs見るだけノート』(監修:笹谷秀光/宝島社)

    第8位『SDGs 危機の時代の羅針盤』(南博、稲場雅紀/岩波書店)

    第9位『SDGsが生み出す未来のビジネス』(水野雅弘、原裕/インプレス)

    第10位『数字でわかる! こどもSDGs 地球がいまどんな状態かわかる本』(監修:秋山宏次郎、著:バウンド/カンゼン)

    今回のランキングでは、子ども向けからビジネス向けのものまで、さまざまなSDGs本がランクインしました。

    そこで、「SDGsを子どもと一緒に学ぶ」「SDGsに関わるビジネス向け」「SDGsをより深く知る」の3つにカテゴライズして紹介します。

     

    SDGsを子どもと一緒に学ぶ

    『こどもSDGs なぜSDGsが必要なのかがわかる本』(第1位)
    『大人も知らない!? SDGsなぜなにクイズ図鑑』(第3位)
    『数字でわかる! こどもSDGs 地球がいまどんな状態かわかる本』(第10位)

    第1位となった『こどもSDGs なぜSDGsが必要なのかがわかる本』は、2020年8月に発売され、累計発行部数は11万5千部を突破しています。シリーズ第2弾の『数字でわかる! こどもSDGs 地球がいまどんな状態かわかる本』も第10位にランクインしました。

    書店ではSDGs関連コーナーはもちろん、課題図書のコーナーや、中学入試での出題が増えた対策として受験コーナーでも並べられ、さまざまな場所で手に取られるようになりました。

    いずれもタイトルに「こども」とついていますが、専門的な言葉もやさしく説明されており、大人のSDGs入門にもピッタリの1冊です。実際にSNSでは、「子どもに買った本で自分も一緒に勉強ができた」というコメントが寄せられているようです。

    こどもSDGs なぜSDGsが必要なのかがわかる本
    著者:秋山宏次郎 バウンド
    発売日:2020年08月
    発行所:カンゼン
    価格:1,430円(税込)
    ISBNコード:9784862555618

    数字でわかる!こどもSDGs
    著者:バウンド 秋山宏次郎
    発売日:2021年06月
    発行所:カンゼン
    価格:1,430円(税込)
    ISBNコード:9784862556011

    また、本シリーズの売上の一部は全国のこども食堂支援に使われるので、購入することでSDGsの取り組みに関われることも特徴です。

    関連記事

    大人も学べるSDGsの入門書『こどもSDGs』売上の一部はこども食堂の支援に(試し読みリンクあり)

    数字で学ぶ「SDGs」!データで世界の今を“自分ごと”として考える

    第3位の『大人も知らない!? SDGsなぜなにクイズ図鑑』は、クイズ形式で大人と子どもが一緒に学べる1冊。

    SDGsなぜなにクイズ図鑑
    著者:笹谷秀光
    発売日:2021年04月
    発行所:宝島社
    価格:1,430円(税込)
    ISBNコード:9784299015655

    Q 日本で1年間に捨てられる食べ物の量はプール何個分?

    ①約200個分 ②約2000個分 ③約2万個分

    (宝島社公式サイト『大人も知らない!? SDGsなぜなにクイズ図鑑』より)

    など、45のクイズを通してSDGsを楽しみながら学ぶことができます。

     

    SDGsに関わるビジネス向け

    『60分でわかる!SDGs超入門』(第4位)
    『SDGs入門』(第5位)
    『2030年の世界地図帳 あたらしい経済とSDGs、未来への展望』(第6位)
    『基礎知識とビジネスチャンスにつなげた成功事例が丸わかり! SDGs見るだけノート』(第7位)
    『SDGsが生み出す未来のビジネス』(第9位)

    TOP10のうち、5点を占めたのがビジネス向けでした。

    環境省によると、SDGsによってもたらされる市場機会の価値は年間12兆ドル、2030年までに世界で創出される雇⽤は約3億8,000万⼈と言われています。また、SDGs の活⽤によって広がる可能性として、企業イメージの向上や、社会の課題への対応、⽣存戦略になる、新たな事業機会の創出などが挙げられています。※環境省「持続可能な開発⽬標(SDGs)活⽤ガイド [第2版]」参照

    こういった点から、ビジネスパーソンに向けられたSDGs関連本のニーズが高まっていることが考えられます。

    第4位の『60分でわかる!SDGs超入門』は、「投資を呼び込む」「ビジネスチャンスを拡大する」「企業の知名度を向上させる」「採用に強くなる」など、ビジネスとSDGsを両立させている事例も合わせて紹介。

    60分でわかる!SDGs超入門
    著者:バウンド 功能聡子 佐藤寛
    発売日:2019年11月
    発行所:技術評論社
    価格:1,188円(税込)
    ISBNコード:9784297109691

    第6位の『2030年の世界地図帳 あたらしい経済とSDGs、未来への展望』の著者は、累計発行部数が20万部を超える『お金2.0 新しい経済のルールと生き方』で知られる落合陽一さん。SDGsの枠組みを借りながら、世界の問題点を掘り下げると同時に、いま起こりつつある変化について語っています。

    2030年の世界地図帳
    著者:落合陽一
    発売日:2019年11月
    発行所:SBクリエイティブ
    価格:1,650円(税込)
    ISBNコード:9784797399950

     

    SDGsをより深く知る

    『SDGs(持続可能な開発目標)』(第2位)
    『SDGs 危機の時代の羅針盤』(第8位)

    第2位の『SDGs(持続可能な開発目標)』の著者・蟹江憲史さんは、慶應義塾大学SFC研究所xSDG・ラボの代表。内閣府地方創生推進事務局「地方創生SDGs官民連携プラットフォーム」幹事会幹事など、SDGs関連プロジェクトで数多くの委員を務めています。

    第8位の『SDGs 危機の時代の羅針盤』の著者は、日本政府の首席交渉官としてSDGs交渉を担当していた南博さんと、政府「SDGs推進円卓会議」の構成員である稲場雅紀さん。

    いずれも、SDGsの取り組みの最前線で活躍する専門家によって書かれたもので、SDGsをより深く知るための1冊になりそうです。

    SDGs(持続可能な開発目標)
    著者:蟹江憲史
    発売日:2020年08月
    発行所:中央公論新社
    価格:1,012円(税込)
    ISBNコード:9784121026040

    SDGs
    著者:南博(社会心理学) 稲場雅紀
    発売日:2020年11月
    発行所:岩波書店
    価格:902円(税込)
    ISBNコード:9784004318545

     

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