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2021年も精力的に作品を発表している佐伯泰英さんの文庫最新作が初登場しました。
第1位は、剣の達人にして、無類の酒好きが主人公の人気シリーズ「新・酔いどれ小籐次」第21巻の『雪見酒』。第4位には「空也十番勝負」シリーズ決定版第4巻『異郷のぞみし』がランクインしました。
「小籐次」シリーズはほかにも「酔いどれ小籐次決定版」(全19巻)、小籐次の若き日を描いた「小籐次青春抄」(全1巻)の3シリーズで展開されています。
冴えない風貌ながらも、武芸の達人にして大酒飲み。殿様から商人・長屋の住人、果ては盗人にまでその人柄と知恵を頼りにされる人気者・小籐次。
13歳の息子・駿太郎とともに、研ぎ仕事に精をだす穏やかな日常を送っていたある日、駿太郎の孫六兼元を奪おうとする浪人が。しょっ引かれた番屋で、なんと仲間を殺して逃亡、残されてたのは、名刀・井上真改だった。
この名刀はどこから? 浪人の正体は?
一方で、14歳になる駿太郎の元服の烏帽子親を誰に頼むべきか大いに悩む小籐次だった。そんなある日、豊後森藩上屋敷に呼び出された小籐次は、旧主の久留島通嘉から驚くような指示を受ける。(文藝春秋BOOKS『雪見酒 新・酔いどれ小籐次(二十一)』より)
第2位には、2020年に完結した『魔法科高校の劣等生』のその後を描いた『続・魔法科高校の劣等生 メイジアン・カンパニー』第3巻が初登場しました。
主人公・司波達也は魔法科高校卒業後に一般社団法人「メイジアン・カンパニー」専務理事に就任し、新たな野望の実現のため動き始めます。
第7位にランクインした『ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン』第11巻は、『ソードアート・オンライン』の「ファントム・バレット編」を原案としたスピンオフ作品。『キノの旅』の作者・時雨沢恵一さんが手掛けています。
家族それぞれの「お金の使い方」を通してお金の知識も学べる「節約」家族小説、『三千円の使いかた』が第5位にランクアップしました。
8月に発売以降、堅調な売上をキープし、前々回が第12位、前回が第9位でしたが、11月11日(木)から全国の新聞に広告が掲載されたことで売上が増加。購買層は50~60代女性が多く、次いで40代女性、70代女性となっています(日販 WIN+調べ)。
あらすじ
就職して理想の一人暮らしをはじめた美帆(貯金三十万)。結婚前は証券会社勤務だった姉・真帆(貯金六百万)。習い事に熱心で向上心の高い母・智子(貯金百万弱)。そして一千万円を貯めた祖母・琴子。御厨家の女性たちは人生の節目とピンチを乗り越えるため、お金をどう貯めて、どう使うのか? 知識が深まり、絶対「元」もとれちゃう「節約」家族小説!(中央公論新社公式サイトより)
堂場瞬一さんの『帰還』が第9位にランクインしました。
『帰還』は、事故死とされる、東日新聞四日市市局長の溺死を巡り、疑いを抱いた同期の3人がそれぞれの伝手をたどって事件の真相に迫る物語。
作者の堂場さんは、元新聞社勤務の経歴を持ち、担当編集者は「著者自身の古巣を思わせる全国紙を舞台に、斜陽産業といわれる新聞業界の今がリアルに描かれています」とコメントしています。
※日販 オープンネットワークWIN調べ。
※トップ10のみ前回との順位比較を記載。★印は集計期間中(2021年11月8日~11月14日)に発売された新刊です。
永野芽郁が主人公を演じる映画原作『そして、バトンは渡された』が第1位に(2021年11月9日 日販調べ)