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  • 運命に翻弄される棋士たちを描いた『神の悪手』が第1位:読書メーター 2021年6月の注目本ランキング

    2021年07月10日
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    ほんのひきだし編集部
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    日本最大級の書評サイトで「今 注目度No.1の本」

    約100万人のユーザーを抱え、2,700万件以上の感想・レビューが投稿されている「読書メーター」。

    このランキングでは、そんな読書メーターで「今注目が集まっている本」を紹介します! “次に読む一冊”を見つける参考にどうぞ。

     

    先月注目を集めた本【第1位】はこちら!!

    神の悪手
    著者:芦沢央
    発売日:2021年05月
    発行所:新潮社
    価格:1,760円(税込)
    ISBNコード:9784103500834

    6月の第1位は、将棋に魅せられた者たちの苛烈な運命を描いた『神の悪手』でした。

    「新・ミステリの女王」「どんでん返し職人」との呼び声も高い芦沢央さんが、“将棋ミステリ”に挑みました。限界に挑む人々の運命の瞬間をとらえたミステリ短編集となっています。

    本書を読んだ読書メーターユーザーからは、次のようなレビューが寄せられました。

    将棋が舞台の短編集。同じテーマでも、奨励会、タイトル戦、避難所での将棋大会、詰将棋の雑誌、駒師と内容がバラエティ豊かで面白い。将棋が分かれば更に楽しめたかと思うと自分の知識不足が残念。

    一番のお気に入りは「弱い者」。少年の事実に苦い思いを味わったが、希望を感じるラストに安堵した。

    「盤上の糸」は「誰おま……」と言いたくなる展開ですっかり騙された。

    表題作「神の悪手」は前作『汚れた手をそこで拭かない』に登場しそうな作品。悪い方に進み戻れなくなる展開に息苦しくなる。イヤミスも希望あるラストも両方楽しめる満足の1冊。

    (ユーザー名:Tomo)

     

    将棋についての短編集。なるほど、将棋の世界にもAIはもう浸透しているようで、それによって「正解」を確認したり評価値が出たり、観戦者は書き込みができるようになったり。AI便利。

    悪手を打ってしまった瞬間の嫌な汗が滲み出るような恐ろしい事態の様子にとてもドキドキした。駒の書体なども色々あることに驚いた。駒の職人の師弟戦! 伝統工芸の世界も厳しい。

    (ユーザー名:美紀ちゃん)

     

    面白かった。プロ棋士だけではなく奨励会員や駒師、詰将棋作家などに焦点をあてた短編集。

    将棋を何年も突き詰めても新たな一手、新たな局面に心が震えてまた道を進む。一般の社会人の歩む道をすべて切り捨てて、将棋にのめりこみトップに立とうが何年経とうが飽くことなく新しい一手に目を輝かせる。勝負の世界の怖さと潔さがそこにありました。

    藤井二冠が言われた「盤上の物語は不変」に尽きます。

    (ユーザー名:さっこ)

     

    将棋を知らない自分がのめり込む。それは棋士に限らず人は常に人生の勝負しているから。プロ棋士、プロを目指して日々切磋琢磨している奨励会員、タイトル戦で使われる駒を彫る駒師など将棋世界に関わる様々な人が主人公の短編集。

    どの話も緊迫感があり命を削るように対局を描かれている。勝ち抜く為にまさに死に物狂い。どんでん返しが冴える作品や、思わず涙が滲んでしまいそうになる一編など、それぞれ趣向が凝らされている。

    「正しいと信じたものを否定されるかもしれない。そうと知りながら、たった一本の道を選び、他の道を壊す」覚えときます。

    (ユーザー名:タカユキ)

     

    なお、ランキングTOP10は以下の通り。

    第2位には、平野啓一郎さんの『本心』がランクイン。『マチネの終わりに』『ある男』に続く最新長篇で、舞台は「自由死」が合法化された近未来の日本。最新技術を使い、生前そっくりの母を再生させた息子は、「自由死」を望んだ母の、“本心”を探ろうとします。

    本心
    著者:平野啓一郎
    発売日:2021年05月
    発行所:文藝春秋
    価格:1,980円(税込)
    ISBNコード:9784163913735

     

    第4位にランクインしたのは、5月26日(水)に発売された恩田陸さんの『薔薇のなかの蛇』。「理瀬」シリーズ17年ぶりとなる最新作で、読書メーターには、待ちわびていたファンから喜びの声も寄せられていました。

    薔薇のなかの蛇
    著者:恩田陸
    発売日:2021年05月
    発行所:講談社
    価格:1,870円(税込)
    ISBNコード:9784065230503

     

    それぞれのレビューも、ぜひ読書メーターでチェックしてみてください。

     ※集計期間:2021年6月1日(火)~30日(水)
    期間中の本の登録数・レビュー投稿数を集計。

    第1位『神の悪手』(芦沢央/新潮社)
    第2位『本心』(平野啓一郎/文藝春秋)
    第3位『声の在りか』(寺地はるな/KADOKAWA)
    第4位『薔薇のなかの蛇』(恩田陸/講談社)
    第5位『月下のサクラ 』(柚月裕子/徳間書店)
    第6位『最高のアフタヌーンティーの作り方』(古内一絵/中央公論新)
    第7位『リボルバー』(原田マハ/幻冬舎)
    第8位『黒牢城』(米澤穂信/KADOKAWA)
    第9位『臨床の砦』(夏川草介/小学館)
    第10位『スモールワールズ』(一穂ミチ/講談社)

     

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