'); }else{ document.write(''); } //-->
第3位は、見る者すべてを魅了するスタイリッシュかつクーレストな高校生・坂本の華麗なる学園生活を描いたギャグ漫画『坂本ですが?』です。アニメ放送前の12月に比べると、1月の売上は1.4倍。1.4倍というと伸びが弱いように思えますが、売上のグラフを見ると、1月中旬に単行本第1巻の売上が一度跳ねているのが分かります。
これは『坂本ですが?』の完結巻(第4巻)が1月中旬に発売されたためで、第4巻発売前と比べたときのアニメ放送後の売上は、3倍以上に伸びています。
▼ 作品の詳しい紹介・購入者分析はこちら
『貧乏神が!』の助野嘉昭さんによるバトルアクション・ファンタジー漫画『双星の陰陽師』が第4位です。アニメ放送前の3月に比べ、4月の売上は7.1倍と驚異的な躍進を見せており、売上のグラフを見ると、特に4月に入ってすぐに大きく売上が跳ねています。
これは『双星の陰陽師』が「週刊少年ジャンプ」に出張掲載されたタイミングです(普段は「ジャンプSQ.」で連載)。アニメ化と出張掲載の相乗効果が、7.1倍という売上の伸びに繋がったのだと思われます。ただ、予想を上回る売れ行きのためすぐに品薄になってしまい、売上は急落。重版が投入された5月以降、再びペースを取り戻しています。
▼ 作品の詳しい紹介・購入者分析はこちら
第5位は、常に気だるそうな超無気力男子・田中くんと彼を取り巻く人々との日常を描いた青春コメディ漫画『田中くんはいつもけだるげ』です。アニメ放送前の3月に比べると、4月の売上は2.3倍に伸びています。こちらはアニメの人気がじわじわ出てきており、単行本第1巻の売上も、放送開始すぐというよりは放送が回を重ねるにつれてぐんぐん伸びているという感じです。
▼ 作品の詳しい紹介・購入者分析はこちら
ここまで2016年春アニメの原作コミック第1巻売上ランキングをお伝えしてきましたが、第5位の『田中くんはいつもけだるげ』に僅差でトップ5入りを逃した作品をご紹介します。それは『ふらいんぐうぃっち』(石塚千尋/講談社)です。
『ふらいんぐうぃっち』は、一人前の魔女になるために、黒猫・チトとともに横浜から親戚の暮らす自然豊かな青森へ引っ越してきた少女・真琴の日常を描いたコメディ漫画。アニメ放送前の3月に比べると、4月の売上は2倍となっています。
ただし『ふらいんぐうぃっち』は3月に最新4巻が発売された影響もあって、3月のうちから売上を大きく伸ばしていました。その前の2月と比べると、4月の売上は7倍以上に伸びています。
2016年春アニメの原作コミック売上ランキングは、いかがでしたか? そろそろ中盤戦に差し掛かっている春アニメですが、今回ご紹介したタイトルの中にノーマークだった作品があったかもしれません。最近は動画が配信されるケースも多いですし、放送された内容も、原作の単行本でいうとまだ3、4巻分くらいです。気になった作品があったら今からでもまだ余裕で追いつけますので、ぜひ読んでみてくださいね!
特に『坂本ですが?』『田中くんはいつもけだるげ』『ふらいんぐうぃっち』のようなギャグ系の漫画は基本的に1話完結なので、途中までしか読んでいなくてもアニメは十分楽しめますよ。それでは、ぜひアニメも原作コミックも両方お楽しみください!
※売上データ:日販 オープンネットワークWIN調べ