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  • 第165回芥川賞候補5作が発表、3名が初ノミネート

    2021年06月11日
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    ほんのひきだし編集部
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    2021年6月11日(金)、日本文学振興会より第165回芥川龍之介賞の候補作が発表されました。

     

    第165回芥川龍之介賞候補作品

    ・石沢麻依「貝に続く場所にて」(群像6月号)
    ・くどうれいん「氷柱の声」(群像4月号)
    ・高瀬隼子「水たまりで息をする」(すばる3月号)
    ・千葉雅也「オーバーヒート」(新潮6月号)
    ・李琴峰「彼岸花が咲く島」(文學界3月号)

    ノミネートされた5名のうち、石沢麻依さん、くどうれいんさん、高瀬隼子さんが初の候補入り、千葉雅也さん、李琴峰さんは2度目の候補入りとなりました。
     
    選考会は、2021年7月14日(水)に築地「新喜楽」にて開催。贈呈式は、8下旬に都内で行われます。

    また受賞作は、8月10日(火)発売の「文藝春秋」9月号に全文と選評を掲載。直木賞受賞作は、8月20日(金)発売の「オール讀物」9・10月合併号に作品の一部と選評が掲載されます。

     

    石沢麻依「貝に続く場所にて」(初)

    いしざわ・まい。1980年宮城県生まれ。東北大学大学院文学研究科修士課程修了。2021年、「貝に続く場所にて」で第64回群像新人文学賞を受賞しデビュー。

    <主な作品>
    「貝に続く場所にて」2021年群像6月号

     

    くどうれいん「氷柱の声」(初)

    くどう・れいん。1994年岩手県盛岡市生まれ。作家、会社員。俳句結社樹氷同人、コスモス短歌会所属。2016年、俳句のウェブマガジン「スピカ」に連載した日記形式のエッセイ「わたしを空腹にしないほうがいい」が話題になり、盛岡市の書店BOOKNERDから刊行されるとリトルプレスとして異例の売れ行きとなる。

    <主な作品>
    『わたしを空腹にしないほうがいい』(BOOKNERD)
    『うたうおばけ』(書肆侃侃房)
    『水中で口笛』(左右社)※歌集、工藤玲音名義

     

    高瀬隼子「水たまりで息をする」(初)

    ©中野義樹

    たかせ・じゅんこ。1988年、愛媛県新居浜市生まれ。立命館大学文学部卒。2019年「犬のかたちをしているもの」で第43回すばる文学賞を受賞。

    <主な作品>
    『犬のかたちをしているもの』(集英社)
    「いい子のあくび」(2020年すばる5月号)
    「休学(国産のため)」(2021年文藝春季号)

     

    千葉雅也「オーバーヒート」(2回目)

    ©新潮社

    ちば・まさや。1978年、栃木県宇都宮市生まれ。東京大学大学院博士課程修了。博士(学術)。2013年刊の『動きすぎてはいけない――ジル・ドゥルーズと生成変化の哲学』で紀伊國ぶん大賞および表象文化論学会賞を受賞。2019年、初の小説作品「デッドライン」を発表。

    <主な作品>
    『動きすぎてはいけない――ジル・ドゥルーズと生成変化の哲学』(河出書房新社)
    『勉強の哲学――来たるべきバカのために』(文藝春秋)
    『意味がない無意味』(河出書房新社)
    『アメリカ紀行』(文藝春秋)

     

    李琴峰「彼岸花が咲く島」(2回目)

    ©大坪尚人

    1989年、台湾生まれ。中国語を第一言語としながら、15歳より日本語を学習。2017年、「独舞」にて第60回群像新人文学賞優秀作を受賞しデビュー。

    <主な作品>
    『独り舞』(講談社)※「独舞」を改題
    「五つ数えれば三日月が」(19年文學界6月号)=第161回芥川賞候補
    「地の果て、砂の祈り」(20年すばる12月号)
    『ポラリスが降り注ぐ夜』(筑摩書房)=第71回芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞
    「彼岸花が咲く島」(21年文學界3月号)

     

    優秀な「純文学短編作品」に対して贈られる芥川賞

    芥川賞は、直木賞と同じく日本文学振興会が昭和10年に制定。新聞・雑誌(同人雑誌を含む)に発表された純文学短編作品のうち最も優秀なものに贈られ(応募方式ではない)、主に無名もしくは新進の作家を対象としている。授賞は上半期・下半期の年2回。

    選考委員は、小川洋子・奥泉光・川上弘美・島田雅彦・平野啓一郎・堀江敏幸・松浦寿輝・ 山田詠美・吉田修一の各氏。

    ※ 直木賞候補作はこちら




     

     

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