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  • 執筆開始から40年、宮本輝が父母と自らの半生を題材に描いた「流転の海」シリーズついに完結:週間ベストセラー 文庫ランキング(2021年4月6日 日販調べ)

    2021年04月07日
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    ほんのひきだし編集部
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    東野圭吾さんによる『ラプラスの魔女』の前日譚『魔力の胎動』が首位を堅持。第2位も前週と同じく『神様の御用人』第10巻となり、トップ10はほぼ入れ替わりのない顔ぶれとなりました。

    そんななか初登場で第7位にランクインしたのが、宮本輝さんによる「流転の海」シリーズの最終9巻『野の春』。宮本さんが自身の父親をモデルに、その妻と子、3人の20年にわたる人生の営みを描いた大河小説です。

    野の春
    著者:宮本輝
    発売日:2021年04月
    発行所:新潮社
    価格:935円(税込)
    ISBNコード:9784101307589

    第1作『流転の海』から全9巻にわたって書かれたこのシリーズは、島田雅彦さんや佐伯一麦さん、吉本ばななさん、小川洋子さん、角田光代さんらを輩出した雑誌「海燕」(福武書店/現在は廃刊)の創刊号で連載をスタートし、その後第2部『地の星』より「新潮」(新潮社)に媒体を移して書き継がれた作品。執筆が開始されたのは宮本さんが34歳の頃で、2018年、71歳のときに単行本の最終巻が刊行。執筆にまる37年をかけた作品ということになります。

    登場人物は実に1,500名、主要人物だけでも388人。これは堀井憲一郎さんの調査によるもので、堀井さんは文庫版第9巻の刊行にあわせ、主人公・松坂熊吾を中心とした系図、舞台の地図、各巻あらすじ、主要人物紹介や相関図などをまとめた『流転の海 読本』を上梓しています。

    流転の海読本
    著者:堀井憲一郎
    発売日:2021年04月
    発行所:新潮社
    価格:605円(税込)
    ISBNコード:9784101346779

    3月26日(金)に映画が公開された『騙し絵の牙』は、第9位にランクアップ。第11位には、年内のTVアニメ化が決定した『精霊幻想記』最新19巻がランクインしました。

    注目は、前週から大幅にランクアップした『ビタミンF』(第37位→第23位)。文庫版は2003年発売ですが、出版元である新潮社の営業部員が再プッシュし、書店で展開されたことで、いま新たな読者を増やしています。

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    重松清『ビタミンF』刊行から17年のいま、なぜ人気再燃?累計80万部を突破

    ビタミンF
    著者:重松清
    発売日:2003年06月
    発行所:新潮社
    価格:693円(税込)
    ISBNコード:9784101349152

     

    文庫売上ランキング トップ10

    ※日販 オープンネットワークWIN調べ。
    ※トップ10のみ前回との順位比較を記載。★印は集計期間中(2021年3月29日~4月4日)に発売された新刊です。

     

    第11位~第20位

     

    第21位~第30位

     

    前回のランキングを見る

    東野圭吾『ラプラスの魔女』の前日譚、『魔力の胎動』が首位:週間ベストセラー 文庫ランキング(2021年3月30日 日販調べ)

     

    文庫新刊ラインアップ

    2021年4月発売の文庫新刊ラインアップ

    その他の期間の発売日はこちら(2021年5月発売予定まで公開中)




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