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永瀬廉さん(King & Prince)主演で映画化が決定した『真夜中乙女戦争』が、前回からさらに検索数を伸ばし首位獲得。『呪術廻戦』公式ファンブックと最新15巻も、引き続きトップ10入りしています。
初登場の第2位『最悪な一日』は、日常のささいな違和感へのアンテナや、ちょっとゾクッとする展開が癖になるコント系動画を投稿している人気YouTuber、コウイチTVさんの“フェイクエッセイ”。「石田が消えた」「ラジオDJ高森コウイチ」など、人気動画のスピンオフ短編も収録されています。
新刊以外では、小坂流加さんの『余命10年』(第8位)と、今村夏子さんの第161回芥川賞受賞作『むらさきのスカートの女』(第10位)に注目です。
『余命10年』は、小坂さんのデビュー作にして代表作。数万人に一人といわれる不治の病にかかり“余命10年”と宣告された20歳の主人公を描いた作品で、2007年に刊行、10年後の2017年に文庫化されました。難病を患い、文庫版発売の目前で亡くなってしまった著者を主人公に重ねる読者も多く、口コミで反響を広げていた本作。このたび映画化が決定し、いま再び、新たに手に取る人が増えています。
第10位『むらさきのスカートの女』は、映画「花束みたいな恋をした」劇中にも著作が登場し話題の、今村夏子さんによる5冊目の小説。芥川賞・本屋大賞ノミネート作『星の子』から約2年ぶりに書かれた、主人公の近所に住む〈むらさきのスカートの女〉をめぐる中篇小説です。
本作が検索数を伸ばした理由の一つは、読者によってTikTokに投稿された紹介動画。作品にも通じる“淡々とした不気味さ”が「『むらさきのスカートの女』、気になる」「読んでみたい」と多くの人の心をつかみ、投稿前後で検索数は10倍以上に伸長、売上も伸びています。
・映画化決定で『真夜中乙女戦争』の検索数が急増、第2位に:本屋で今検索されている本ランキング(2021年3月10日~3月16日)
書店店頭でも見かけることが多くなった、在庫や商品棚を調べるのに便利な“検索機”。
「本屋で今検索されている本ランキング」では、全国の書店に設置された端末で「いま何が検索されているのか?」を調べ、ランキング形式でご紹介しています(今回の集計期間:2021年3月17日~23日/日販 attaplus!調べ)。
売上冊数ではなく「検索数」を集計していることから、従来のランキングとは違った角度で“今話題の本”がわかるのが特徴です。