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東日本大震災から10年。ほんのひきだしでは「3.11から10年『本を届ける人々』の道のりと思い」と題し、震災の影響と出版業界の動き、震災を乗り越え、被災地域のために尽力されてきた書店の皆さまの思いをお届けしてきました。
この記事では、ルポルタージュ、写真集、小説、エッセイ、絵本や、防災・災害時に役立つ本などを、ほんの一部ではありますがご紹介します。
▼連載内容
1.東日本大震災の影響と、出版業界の動き
2.特別寄稿:東日本大震災10年に寄せて(「日販通信」2021年3月号より)
・日本出版販売 元・東北支店長(現・首都圏支社長)萬羽励一氏「感謝と使命を再確認する日」
・みなとや書店ブックボーイ大船渡店 代表取締役 佐藤勝也氏「人と人との繋がりに支えられて10年」
・MEDIA PARK MIDORI白河店 店長 鈴木郁夫氏「震災から10年を振り返る」
・MEDIA PARK MIDORI桑野店 主任 岡田州平氏「東日本大震災から10年に寄せて」
・災害時だけでなく日常生活でも役立つ!危機管理のプロ「自衛隊」直伝の防災テクニック
編集者・藤本智士と写真家・浅田政志は、2011年3月11日の震災から約1カ月後、ボランティア活動のために被災地へ向かいました。
そこで目にしたのは、泥だらけの写真と、それらをひたすら洗浄する人々。
こうした活動が東北沿岸部各地で自然発生的に行われていることを知った2人は、それを取材し紹介することで写真洗浄のノウハウを各地でシェアできるようになるのではないかと、2年間にわたり取材しました。
この本は単なる震災復興の記録ではなく、アルバムがもつかけがえのないチカラと、それを信じて未来に渡そうとする人々の姿が、真率な言葉と写真で焼き付けられています。(赤々舎公式サイトより)※増補版では、西日本豪雨(2018年)で甚大な被害を受けた岡山県倉敷市真備町での写真洗浄活動を新たに取材。
東日本大震災から10年。日本写真学会の正会員であり、「3.11を忘れない写真家の会」代表を務める写真家・谷口雅彦氏が、10年間、被災地に通い続けてカメラに収めた15万枚超の写真の中から厳選して一冊にまとめたドキュメンタリー写真集。岩手、宮城、福島の3県の被災直後の状況と、10年間で町が生まれ変わるプロセス、そして再生した現在の町の姿が収められている。報道写真では見ることのできないリアルさが伝わる資料性の高い一冊。
「いちえふ(=1F)」とは福島第一原子力発電所の通称。「F」は福島。「1」は第一。
現場の作業員や地元住人は「フクイチ」ではなく「いちえふ」と呼ぶ──。「メディアが報じない福島第一原発とそこで働く作業員の日常」、そして「この先何十年かかるともしれない廃炉作業の現実」を、あくまでも作業員の立場から描写。「この職場を福島の大地から消し去るその日まで」働き続ける作業員たちの日々を記録した、いま日本に暮らすすべての人たちに一度は読んでみてもらいたい「労働記」です。(講談社コミックプラスより)
・佐々涼子さんが語る『紙つなげ!』― あの日の思いを読み継ぐために
・旅行中に“被災者”となった彩瀬まるの手記『暗い夜、星を数えて』が文庫化
ニッポン放送で毎週日曜17:30から放送中の「サンドウィッチマンの東北魂」を書籍化。東北出身のふたりが、東北で起きたこと、いまできることを、さまざまな分野で活躍する番組ゲストとともに語り尽くす。登場ゲストは、西村由紀江、ドリアン助川、間寛平、松尾雄治、渡辺謙、シェルバ斉藤、志村季世恵、生田よしかつ、加藤徳次郎、林家たい平、塩沼亮潤、尾形貴弘(パンサー)、坪井伸吾、松尾清晴 ほか。
・【リバーエンド・カフェ】『軍鶏』のたなか亜希夫が震災後の故郷・石巻を舞台に描く人間ドラマ
福島のシイタケ生産業者の家に生まれ育った著者が初めて出自を語り、18歳であとにした故郷に全身で向き合った。
生者たちに、そして死者たちに取材をするために。
中通りと浜通りを縦断した。いつしか360キロを歩き抜いた。報道からこぼれ落ちる現実を目にした。ひたすらに考えた。時間が経たなければ、出てこない言葉がある。
小説家だからこその洞察に基づく震災論にして国家論!(講談社BOOK倶楽部より)
「被災した子どもたちの音楽をすくいたい」
東日本大震災による東北地方の被害に心をいためた世界的な音楽家・坂本龍一氏が願い、東北三県の子どもたちで結成された「東北ユースオーケストラ」。3.11から10年の節目をまえに、事務局長として、設立から活動をささえつづけた著者が、団員たちと歩んだこれまでと、これからはじまる未来をつぶさにえがきます。
『さかさまライオン』『ともだちや』の内田麟太郎さんが「日本児童文学」に書いた詩と、『マーガレットとクリスマスのおくりもの』などで知られるうえだまことさんのやわらかな絵が、悲しみや孤独を抱える心に寄り添う一冊の本に。震災に遭った子どもたちに向けて書かれた詩ですが、コロナ禍のいま、子どもだけでなく大人の心にも響きます。
・“この先、小説はもう書けないだろうと思った” 『邂逅の森』熊谷達也さんが3年がかりで書いた「仙河海市」の物語