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  • 川端康成文学賞、2021年春の選考会(第45回)より再開 1973年発足のすぐれた短編作品に贈られる文学賞

    2021年03月06日
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    ほんのひきだし編集部
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    3月2日(火)、2019年春の選考会から休止されていた川端康成文学賞が、2021年春の選考会より再開されることが発表されました。

    川端康成文学賞は、日本人初のノーベル文学賞受賞者である川端康成(1899~1972)の没後に財団法人川端康成記念会(現在は公益財団法人)が設立され、井上靖初代理事長のもと、1973年1月に発足した文学賞。川端康成の功績を記念し、優秀な文学作品を顕彰することを目的につくられ、「掌の小説」にちなんで、短編作品に審査対象を限定し、その年度においてもっとも完成度の高い作品に賞が贈られてきました。

    しかし、長らく川端康成記念会の理事長として同文学賞を牽引してきた川端香男里さん(故人)が、体調不良により選考委員長を続けることが困難になったこと、記念会の事業基金の目減りによって運営継続が危ぶまれるようになったことから、川端康成記念会は選考を休止。しかしその後、賞の意義の確認や運営費削減などについて協議が重ねられ、今回の再開決定に至りました(2020年3月19日の川端康成記念会定例理事会にて再開を承認)。

    なおこの決定にあたっては、賞の再開のほか、新潮文芸振興会による追加的な支援、選考委員の継続、賞の運営方法の改変なども理事会で承認されています。

    ※川端康成文学賞 再開後の運営に関する改変(4点)
    1.これまで川端香男里理事長が組織していた予備選考委員(3名)による候補作選定を、新潮社による選定に改めます。
    2.これまで福田家でおこなっていた本選考会(2回制)を、新潮社内にておこないます(2回制はそのままです)。
    3.本選考会の1次選考は3月上旬、最終選考は4月中旬(今年度は4月12日)というスケジュール、対象時期(2020年に発表された作品)、賞金等に変更はありません。なお、本選考会は「新潮」編集長が議事進行をいたします。
    4.受賞結果の発表は、これまで選考会当日に福田家でおこなっていた記者会見形式をとりやめ、選考会翌日にメール等にておこなうことにいたします。

    ※第45回(2021年)川端康成文学賞 選考委員
    荒川洋治、角田光代、辻原登、堀江敏幸、村田喜代子(敬称略、五十音順)

     

    川端康成文学賞 過去の受賞作品

    第1回(1974年)上林暁「ブロンズの首」
    第2回(1975年)永井龍男「秋」
    第3回(1976年)佐多稲子「時に佇つ(十一)」
    第4回(1977年)水上勉「寺泊」、富岡多恵子「立切れ」
    第5回(1978年)和田芳恵「雪女」
    第6回(1979年)開高健「玉、砕ける」
    第7回(1980年)野口冨士男「なぎの葉」
    第8回(1981年)竹西寛子「兵隊宿」
    第9回(1982年)色川武大「百」
    第10回(1983年)島尾敏雄「湾内の入江で」、津島佑子「黙市」
    第11回(1984年)林京子「三界の家」、大江健三郎「河馬に噛まれる」
    第12回(1985年)高橋たか子「恋う」、田久保英夫「辻火」
    第13回(1986年)小川国夫「逸民」
    第14回(1987年)古井由吉「中山坂」、阪田寛夫「海道東征」
    第15回(1988年)上田三四二「祝婚」、丸谷才一「樹影譚」
    第16回(1989年)大庭みな子「海にゆらぐ糸」、筒井康隆「ヨッパ谷への降下」
    第17回(1990年)三浦哲郎「じねんじょ」
    第18回(1991年)安岡章太郎「伯父の墓地」
    第19回(1992年)吉田知子「お供え」
    第20回(1993年)司修「犬(影について・その一)」
    第21回(1994年)古山高麗雄「セミの追憶」
    第22回(1995年)三浦哲郎「みのむし」
    第23回(1996年)大庭みな子「赤い満月」
    第24回(1997年)坂上弘「台所」
    第25回(1998年)村田喜代子「望潮」
    第26回(2000年)岩阪恵子「雨のち雨?」、目取真俊「魂込め(まぶいぐみ)」
    第27回(2001年)車谷長吉「武蔵丸」
    第28回(2002年)河野多惠子「半所有者」、町田康「権現の踊り子」
    第29回(2003年)堀江敏幸「スタンス・ドット」、青山光二「吾妹子哀し」
    第30回(2004年)絲山秋子「袋小路の男」
    第31回(2005年)辻原登「枯葉の中の青い炎」
    第32回(2006年)角田光代「ロック母」
    第33回(2007年)小池昌代「タタド」
    第34回(2008年)稲葉真弓「海松(ミル)」、田中慎弥「蛹」
    第35回(2009年)青山七恵「かけら」
    第36回(2010年)高樹のぶ子「トモスイ」
    第37回(2011年)津村節子「異郷」
    第38回(2012年)江國香織「犬とハモニカ」
    第39回(2013年)津村記久子「給水塔と亀」
    第40回(2014年)戌井昭人「すっぽん心中」
    第41回(2015年)大城立裕「レールの向こう」
    第42回(2016年)山田詠美「生鮮てるてる坊主」
    第43回(2017年)円城塔「文字渦」
    第44回(2018年)保坂和志「こことよそ」




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