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日本文学振興会は1月20日(水)、第164回芥川龍之介賞・直木三十五賞の選考会を東京・築地「新喜楽」で開き、芥川賞に宇佐見りん氏「推し、燃ゆ」(文藝秋季号)、直木賞に西條奈加氏「心淋し川」(集英社)をそれぞれ選出した。
なお芥川賞受賞作「推し、燃ゆ」は、2月10日(水)発売の「文藝春秋」3月号に全文と選評を掲載。直木賞受賞作「心淋し川」は、2月22日(月)発売の「オール讀物」3・4月合併号に作品の一部と選評が掲載される。
うさみ・りん。1999年、静岡県生まれ。2019年「かか」で第56回文藝賞を受賞。同作を単行本化した『かか』でデビュー。
主な作品:
・「かか」(河出書房新社)=第33回三島由紀夫賞受賞、第42回野間文芸新人賞候補
・「推し、燃ゆ」(河出書房新社)
第164回芥川龍之介賞ノミネート作(くわしくはこちら)
・宇佐見りん「推し、燃ゆ」(文藝秋季号)
・尾崎世界観「母影」(新潮12月号)
・木崎みつ子「コンジュジ」(すばる11月号)
・砂川文次「小隊」(文學界9月号)
・乗代雄介「旅する練習」(群像12月号)
さいじょう・なか。1964年北海道生まれ、東京英語専門学校卒。2005年『金春屋ゴメス』で第17回日本ファンタジーノベル大賞を受賞しデビュー。
主な作品:
・『金春屋ゴメス』(新潮社)=第17回日本ファンタジーノベル大賞受賞
・『涅槃の雪』(光文社)=第18回中山義秀文学賞受賞
・『まるまるの毬』(講談社)=第36回吉川英治文学新人賞受賞
第164回直木三十五賞ノミネート作(くわしくはこちら)
・芦沢央「汚れた手をそこで拭かない」(文藝春秋)
・伊与原新「八月の銀の雪」(新潮社)
・加藤シゲアキ「オルタネート」(新潮社)
・西條奈加「心淋し川」(集英社)
・坂上泉「インビジブル」(文藝春秋)
・長浦京「アンダードッグス」(KADOKAWA)
・第163回芥川賞に高山羽根子「首里の馬」・遠野遥「破局」、直木賞に馳星周「少年と犬」が決定