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  • “もうわたし、わたしでいいや” 他人への嫉妬がふっと解ける成長小説『どうしてわたしはあの子じゃないの』:読書メーター 2020年12月の注目本ランキング

    2021年01月12日
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    ほんのひきだし編集部
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    日本最大級の書評サイトで「今 注目度No.1の本」

    約100万人のユーザーを抱え、2,600万件以上の感想・レビューが投稿されている「読書メーター」。

    このランキングでは、そんな読書メーターで「今注目が集まっている本」を紹介します! “次に読む一冊”を見つける参考にどうぞ。

     

    先月注目を集めた本【第1位】はこれだ!!

    12月の第1位は、寺地はるなさんの『どうしてわたしはあの子じゃないの』。田舎の村で思春期をともに過ごした友達同士が、30歳になって再会するところから物語が動き出します。

    どうしてわたしはあの子じゃないの
    著者:寺地はるな
    発売日:2020年11月
    発行所:双葉社
    価格:1,650円(税込)
    ISBNコード:9784575243475

    「もしあの子みたいに◯◯だったら……」「大切な友達なのに、うらやましくて憎い」―― 近い存在ならなおさら強く抱いてしまう嫉妬、そして自分への失望に、主人公らが再会するまでの16年間は前向きな道を示してくれるのでしょうか?

    読者の皆さんからは、次のようなレビューが寄せられています。

    例えば、喉から手が出るほどに欲しい物をあの子が持っている。それは可愛さだったり、優しい家族だったり、好きな異性からの好意だったりと様々。本作は閉塞的な村を舞台に『どうしてわたしはあの子じゃないの』という切ない思い、葛藤が繊細な言葉で瑞々しく描かれている。主人公・三島天の都会に対する憧れ。ここではないどこかへ行けば、運命が切り開かれるのでは?といった思いに共感する。中学生時代を共に過ごした天、ミナ、藤生の三人が30歳になった今だから言える素直な言葉に希望を感じ、他の誰でもない自分自身を大切に生きたいと思える。

    (ユーザー名:よつば)

    「どうしてわたしはあの子じゃないの」小中学生の頃は何度も思っていたものです。特に一人っ子でお洒落な可愛い同級生、大人っぽい落ち着きを備えた自信たっぷりな同級生。この本ではミナさんと藤生君の章での驚きが凄かったです。地元の名家の一人っ子で綺麗で可愛い、憧れの女の子のミナさん。悩みなど無い、あの子だったらと思うことも無いと思うような子たちが、密かに悩み苦しみ、あの子になりたいと思っていたとは。小説の中だけではなく、実際にもあることなのでしょう。天、ミナ、藤生は30歳での再会。その後も読んでみたいです。

    (ユーザー名:ぶんこ)

    やっぱり寺地さんは、ありふれた言葉で誤魔化さず、自分の人生を生きるための考え方を提案してくれる。いいようにも悪いようにも、人は人を見たいように見る。自分に足りないものを、人の中に見ている。それを知って、私の心の片隅にあった「あの人はいいよなぁ」がしぼんで消えた。「私がいい」ではなく「私でいい」という結論に、無理に背伸びをしなくていいのだと肩の力が抜けた。

    (ユーザー名:有)

    なお、ランキング トップ10は下記のとおりです。

    それぞれのレビューも、ぜひ読書メーターでチェックしてみてくださいね。

    ※集計期間:2020年12月1日(火)~31日(木)。期間中の本の登録数・レビュー投稿数を集計。

    第1位『どうしてわたしはあの子じゃないの』(寺地はるな/双葉社)
    第2位『犬がいた季節』(伊吹有喜/双葉社)
    第3位『お探し物は図書室まで』(青山美智子/ポプラ社)
    第4位『この本を盗む者は』(深緑野分/KADOKAWA)
    第5位『2020年の恋人たち』(島本理生/中央公論新社)
    第6位『マナーはいらない 小説の書きかた講座』(三浦しをん/集英社)
    第7位『スター』(朝井リョウ/朝日新聞出版)
    第8位『復讐の協奏曲』(中山七里/講談社)
    第9位『オルタネート』(加藤シゲアキ/新潮社)
    第10位『滅びの前のシャングリラ』(凪良ゆう/中央公論新社)

    それでは、次回もお楽しみに!!

     

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