今回のコミックランキングでは『薬屋のひとりごと』『転生したらスライムだった件』といった、小説投稿サイト発のコミカライズ作品が上位に入りました。
第1位には、『薬屋のひとりごと』第7巻がランクイン。主人公・猫猫（マオマオ）が、架空の帝国内の王宮で発生する事件の謎を薬学の知識で解明していくミステリー作品です。
本作には、彼女と美麗な宦官の壬氏（ジンシ）とのラブコメ・ファンタジー要素もあり、小説投稿サイト発の作品には珍しく女性読者が多いことでも知られています。「次にくるマンガ大賞2019」では、小説原作の作品で初めてのコミックス部門第1位となり話題になりました。
この第7巻の発売をもって、原作のライトノベルと小学館からも発売されているコミカライズを合わせて、シリーズ累計1,150万部を突破しました。
第2位は、『転生したらスライムだった件』第16巻です。
通常版と同時に、原作者・伏瀬さん描き下ろしの完全新作オリジナルアニメーションDVD付きの限定版と、スピンオフ4コマ作品『転ちゅら！転生したらスライムだった件』第2巻も発売されています。
新型コロナウイルスの影響で放送を延期していたTVアニメ第2期第1部は、2021年1月にスタート予定です。
第3位には、前回から5つ順位を上げた『鬼滅の刃』第22巻がランクインしました。
12月4日（金）に発売される最終23巻には、連載時にカットされた場面や描き下ろしの特別マンガ（8ページ）などが収録され、「週刊少年ジャンプ」連載時よりもボリュームアップした内容となっています。
さらに来年以降も、『TVアニメ「鬼滅の刃」公式キャラクターズブック』第3弾（1月4日発売予定）や公式ファンブック第2弾、画集（どちらも2月4日発売予定）発売が控えています。
【『鬼滅の刃』コミックス最終23巻発売記念！】
吾峠先生から描きおろし４コマ漫画とコメントが到着いたしました！
発売日には是非、お手にとっていただけると幸いです。 pic.twitter.com/RL1J7atotp— 鬼滅の刃公式 (@kimetsu_off) November 27, 2020
そのほか新刊では、『その着せ替え人形は恋をする』第6巻（第7位）や『地縛少年花子くん』第14巻（第13位）が売れ行き好調です。
『その着せ替え人形は恋をする』は、雛人形頭師（雛人形の頭を作る職人）を目指す真面目な五条新菜と、新菜とは正反対の美少女ギャル・喜多川海夢が「コスプレ」をきっかけに距離が近づく学園ラブコメディ。
「全国書店員が選んだおすすめコミック 2020」では第3位に入るなど、男女問わず楽しめる内容で多くの読者に支持されています。
「ほんのひきだし」では、第1話から第2話までの「試し読み」を公開中です。
※日販 オープンネットワークWIN調べ。
※（NEW）は集計期間中（11月23日～29日）に発売された新刊です。
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