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  • 第163回芥川賞に高山羽根子「首里の馬」・遠野遥「破局」、直木賞に馳星周「少年と犬」が決定

    2020年07月15日
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    ほんのひきだし編集部
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    日本文学振興会は7月15日(水)、第163回芥川龍之介賞・直木三十五賞の選考会を東京・築地「新喜楽」で開き、芥川賞に高山羽根子氏「首里の馬」(新潮3月号)と遠野遥氏「破局」(文藝夏季号)、直木賞に馳星周氏「少年と犬」(文藝春秋)をそれぞれ選出した。

    高山氏は3度目のノミネート、馳氏は7度目での受賞。遠野氏は初ノミネートでの受賞となる。

    なお芥川賞受賞作「首里の馬」「破局」は、8月10日(月)発売の「文藝春秋」9月号に全文と選評が掲載。直木賞受賞作「少年と犬」は、8月22日(土)発売の「オール讀物」9・10月合併号に作品の一部と選評が掲載される。

     

    芥川賞

    高山羽根子「首里の馬」(新潮3月号)※ノミネート3回目

    たかやま・はねこ。1975年、富山県生まれ。多摩美術大学美術学部絵画学科卒。2010年「うどん キツネつきの」が第1回創元SF短編賞の佳作に選出される。同年、同作を収録したアンソロジー『原色の想像力』(創元SF文庫)でデビュー。2016年「太陽の側の島」で第2回林芙美子文学賞受賞。

    首里の馬
    著者:高山羽根子
    発売日:2020年07月
    発行所:新潮社
    価格:1,375円(税込)
    ISBNコード:9784103533818

    この島のできる限りの情報が、いつか全世界の真実と接続するように――。沖縄の古びた郷土資料館に眠る数多の記録。遠く隔った場所にいる友とのオンライン通話。台風の夜にあらわれた幻の宮古馬。世界が変貌し続ける今、しずかな祈りが切実に胸にせまる感動作。

    (新潮社公式サイトより)

    主な作品:
    ・『うどん キツネつきの』(東京創元社刊)=第36回日本SF大賞最終候補
    ・『オブジェクタム』(朝日新聞出版刊、「太陽の側の島」併録)=第39回日本SF大賞最終候補
    ・『居た場所』(河出書房新社刊)=第160回芥川賞候補
    ・『カム・ギャザー・ラウンド・ピープル』(集英社刊)=第161回芥川賞候補
    ・『如何様』(朝日新聞出版刊)=第41回野間文芸新人賞候補

     

    遠野遥「破局」(文藝夏季号)※初ノミネート

    とおの・はるか。1991年、神奈川県生まれ。慶應義塾大学法学部卒。2019年「改良」で第56回文藝賞を受賞しデビュー。

    破局
    著者:遠野遥
    発売日:2020年07月
    発行所:河出書房新社
    価格:1,540円(税込)
    ISBNコード:9784309029054

    私を阻むものは、私自身にほかならない――ラグビー、筋トレ、恋とセックス。ふたりの女を行き来する、いびつなキャンパスライフ。28歳の鬼才が放つ、新時代の虚無。

    (河出書房新社公式サイトより)

    主な作品:
    ・『改良』(河出書房新社刊)

    第163回芥川龍之介賞ノミネート作くわしくはこちら
    ・石原燃「赤い砂を蹴る」(文學界6月号)
    ・岡本学「アウア・エイジ(Our Age)」(群像2月号)
    ・高山羽根子「首里の馬」(新潮3月号)
    ・遠野遥「破局」(文藝夏季号)
    ・三木三奈「アキちゃん」(文學界5月号)

     

    直木賞

    馳星周「少年と犬」(文藝春秋)※ノミネート7回目

    はせ・せいしゅう。1965年、北海道生まれ。横浜市立大学卒業。書評家などを経て、1996年『不夜城』でデビュー。

    少年と犬
    著者:馳星周
    発売日:2020年05月
    発行所:文藝春秋
    価格:1,760円(税込)
    ISBNコード:9784163912042

    傷つき、悩み、惑う人びとに寄り添っていたのは、一匹の犬だった――。

    2011年秋、仙台。震災で職を失った和正は、認知症の母とその母を介護する姉の生活を支えようと、犯罪まがいの仕事をしていた。ある日和正は、コンビニで、ガリガリに痩せた野良犬を拾う。多聞という名らしいその犬は賢く、和正はすぐに魅了された。その直後、和正はさらにギャラのいい窃盗団の運転手役の仕事を依頼され、金のために引き受けることに。そして多聞を同行させると仕事はうまくいき、多聞は和正の「守り神」になった。だが、多聞はいつもなぜか南の方角に顔を向けていた。多聞は何を求め、どこに行こうとしているのか……

    (文藝春秋BOOKSより)

    主な作品:
    ・『不夜城』(角川書店刊)=第18回吉川英治文学新人賞受賞、第15回日本冒険小説協会大賞受賞
    ・『鎮魂歌 不夜城Ⅱ』(角川書店刊)=第51回日本推理作家協会賞(長編部門)受賞
    ・『漂流街』(徳間書店刊)=第1回大藪春彦賞受賞
    ・『蒼き山嶺』(光文社刊)
    ・『雨降る森の犬』(集英社刊)
    ・『四神の旗』(中央公論新社刊)

    第163回直木三十五賞ノミネート作くわしくはこちら
    ・伊吹有喜「雲を紡ぐ」(文藝春秋)
    ・今村翔吾「じんかん」(講談社)
    ・澤田瞳子「能楽ものがたり 稚児桜」(淡交社)
    ・遠田潤子「銀花の蔵」(新潮社)
    ・馳星周「少年と犬」(文藝春秋)

     

    前回(第162回)の受賞作

    第162回芥川賞は古川真人「背高泡立草」、直木賞は川越宗一「熱源」に決定




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