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コロナ禍による緊急事態宣言解除後も書店によっては直接訪問して商談を行うことが難しい状況が続いている中、withコロナ時代を見据えた新たな書店営業の形を模索するため、WEB会議システムを活用してオンライン商談会を開催する出版社が相次いでいます。
有志出版社45社は6月29日(月)~7月3日(金)の5日間、WEB会議サービス「Zoom」によるオンライン商談会を開催します。それに先立ち、6月15日(月)~28日(日)の間、参加する書店を募集しています。
KADOKAWAは6月17日(水)~19日(金)の3日間、書店専用受注サイト「WebHotLine」に登録する全書店を対象に、グーグルのWEB会議システム「GoogleMeet」を使用したオンライン商談の窓口を開設します。書店の参加申し込みは12日(金)から同受注サイトで開始しています。
有志出版社45社による「書店向けWeb商談会」(主催・同商談会実行委員会)は、無料ツールを組み合わせて会の運営コストを抑え、出版社と書店の参加費は無料となっています。
書店が参加するには、まずグループイベント管理サービス「Peatix」に参加登録してパスワードを入手し、同実行委員会が特設したオンライン商談会のホームページの「参加書店様向けページ」にログイン。海外の予約管理システム「Calendly」を活用し、商談したい出版社ごとにアポイントの日時を入力。「Zoom」を使用して商談するという流れ。Calendly での予約終了後にZoom会議用のURLが記載されたメールが送信されます。詳しい手続き方法は特設ホームページで解説しています。
同実行委員会は、リアルな対面商談の単なる代替品ではなく、「北海道の書店が沖縄の出版社と出会う」ことも気軽にできる、afterコロナをも見据えたプラットフォームを目指していく考えです。
実行委員会の三芳寛要委員長(パイ インターナショナル代表)は「商売は、新規の出会いがなければジリ貧です。 細い蛇口でもいいので、 新たな出会いの場を持ちたい。また、商談会に参加できない書店からも、注文を受けられるような仕組みを用意し、恒常的な注文受付のプラットフォームとしたい。そうした将来的な拡張性を持たせたいという想いが、今回の商談システムには詰まっています」とオンライン商談会に期待を寄せています。
オンライン商談会 出展出版社(順不同、*印は運営委員)
語研*、 ブロンズ新社*、 グラフィック社、 マール社*、 Jリサーチ、 西村書店、 リトルモア*、 ポプラ社*、 アシェット・ジャポン*、 芸術新聞社、 求龍堂、 武蔵野美術大学出版局、 晶文社、 白水社、 国書刊行会、 パイ インターナショナル*、 合同出版*、 食べもの通信社、 彩流社*、 東京美術*、 亜紀書房、 ラボ教育センター、 太郎次郎社エディタス*、 廣済堂あかつき、 かもがわ出版、 ロクリン社*、 好学社、 ひさかたチャイルド、 絵本館*、 のら書店*、 子どもの未来社、 光村図書、 クレヨンハウス、 視覚デザイン研究所*、 出版ワークス、 ビーナイス、 アノニマ・スタジオ、 朝日出版社、 偕成社、 青弓社、 現代書館、 チャールズ・イ・タトル出版、 自然食通信社、 大和書房、 大日本図書
KADOKAWAは6月17日(水)からの3日間のオンライン商談会を皮切りに、その後は毎週定期的に2日間実施していく予定です。6月22日(月)、23日(火)には、新文芸ジャンルを対象としたWEBによる書店員モニター会も予定しています。
対象店舗は「WebHotLine」登録書店全店舗で、GoogleMeetでの商談が可能な店舗に限ります。書店からの申し込みは12日(金)から、「WebHotLine」 上で開始しています。
同社は今後、「WEB商談の推進とともに、各書店の要望に併せてWEBと直接訪問を使い分ける、ハイブリッドな商談スタイルを目指していく」としています。