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  • 飲酒運転とひき逃げ。罪から逃げ続ける主人公を待っていたのは――?:読書メーター 2020年5月の注目本ランキング

    2020年06月11日
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    ほんのひきだし編集部
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    日本最大級の書評サイトで「今 注目度No.1の本」

    約100万人のユーザーを抱え、2,400万件以上の感想・レビューが投稿されている「読書メーター」。

    このランキングでは、そんな読書メーターで「今注目が集まっている本」を紹介します! “次に読む一冊”を見つける参考にどうぞ。

     

    先月注目を集めた本【第1位】はこれだ!!

    5月の第1位は、薬丸岳さんによる『告解』です(4月22日発売)。

    告解
    著者:薬丸岳
    発売日:2020年04月
    発行所:講談社
    価格:1,815円(税込)
    ISBNコード:9784065147061

    告解とは、カトリックで「自らの犯した罪を痛悔し、告白することで赦しを得るための行為」を意味します。

    物語の主人公は、友人らと痛飲したあと車に乗り、“何かに乗り上げた衝撃”を受けるも、怖くなって現場から逃げてしまった大学生。本作は、『友罪』『Aではない君と』などで贖罪の在り方を描いてきた薬丸さんが、2005年のデビュー以来初めて「加害者本人」を主人公にした作品です。

    懲役4年の実刑を受けた彼の内面と、“ある思い”を胸に、妻を殺した彼の出所を待つ老人。その結末は――。

    『告解』をいち早く読んだ読者からは、こんなレビューが寄せられています。

    これぞ薬丸作品!! 加害者、被害者側の苦悩や後悔、思いが胸に迫って、読むのが本当に辛くなる筆力は圧巻。加害者である籬本人と籬一家、そして被害者の法輪一家。どちらもいい家族なんだよなぁ。お互い、辛く、悲しく、もがいたであろう日々からラストの暖かい光。
    病室での対面のシーンは涙がこぼれる。
    あー、薬丸さん、最高です!!

    (ユーザー名:シーズー)

    事件を起こして自分が加害者になってしまったとき、その場で直ぐに名乗り出ることができるだろうか。自分の家族が受ける非難の嵐、罵詈雑言は想像を絶するものだと思う。いくら正直に裁判所で罪を自白し反省の色を見せたところで、本当に反省しているか誰が分かるのだろう。この本は強烈に加害者が1人の人間であることを語っている。私の中で、加害者が許されることは永遠にないと結論は既に出ているが、加害者が「人間である」ことは受け入れなければならない。そして自暴自棄にならず支えてくれる人の存在は何にも変え難い。

    (ユーザー名:hutaro)

    読後、最初に感じたのは、拓海くんが将来、父親の事で、辛い思いをするだろうということ。その時、親としてどう向き合っていかれるか、その後の話も読んでみたいと思った。
    それにしても、ひき逃げした人の多くは「怖くなって逃げた」と言うけれど、私なら逃げるほうが、ずっと怖い。一生逃げ回る生活なんて、耐えられそうもない。

    (ユーザー名:柊子)

    なお、ランキング トップ10は下記のとおり。今回は漫画もランクインしました!

    ※集計期間:2020年5月1日(金)~31日(日)。期間中の本の登録数・レビュー投稿数を集計。

    第1位『告解』(薬丸岳/講談社)
    第2位『ザリガニの鳴くところ』(ディーリア・オーエンズ、訳:友廣純/早川書房)
    第3位『木になった亜沙』(今村夏子/文藝春秋)
    第4位『発注いただきました!』(朝井リョウ/集英社)
    第5位『暴虎の牙』(柚月裕子/KADOKAWA)
    第6位『透明な夜の香り』(千早茜/集英社)
    第7位『バーナード嬢曰く。(5)』(施川ユウキ/一迅社)
    第8位『カケラ』(湊かなえ/集英社)
    第9位『まるごと 腐女子のつづ井さん』(つづ井/文春文庫)
    第10位『コロナの時代の僕ら』(パオロ・ジョルダーノ、訳:飯田亮介/早川書房)

    それでは、次回もお楽しみに!!

     

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