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  • 創刊1週間で異例の重版!日本で唯一の占い誌「マイカレンダー」にかける思い

    2019年12月10日
    くらす
    日販 ほんのひきだし編集部「日販通信」担当
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    「マイバースデイ」や「プチバースデイ」「ミスティ」などさまざまな「占い雑誌」の編集を担ってきた説話社。

    その説話社が満を持して今年の3月に創刊した新雑誌「マイカレンダー」が、占い好きたちの支持を集め、創刊1週間での重版を果たしました。

    なぜいま“占い”なのか。新雑誌にかける意気込みと占いに対する思いについて、「マイカレンダー」の山田奈緒子編集長に綴っていただきました。

    My Calendar(マイカレンダー) 2020年 01月号
    著者:
    発売日:2019年12月21日
    発行所:説話社
    価格:1,320円(税込)
    JANコード:4910083630109

     

    占いの読者層は「悩めるすべての人」

    「えっ、このご時世に!?」

    「雑誌を創刊します」と各所にお伝えした時の、多くの方々の反応です。……確かにごもっともです。

    しかし弊社には、それでもやらなければならない理由がありました。単に「社長(射手座)が12年に一度の幸運期だったから」ではありません(でも、それも大いにあります)。

    かつて、発行部数40万部を誇った少女向け占い雑誌がありました。それが昭和54年創刊の「マイバースデイ」(実業之日本社)。瞳キラキラな女の子が描かれた表紙、でも中身はプロ顔負けの本格占い。現在ご活躍の占い師さんには、この雑誌の読者のOG&OBが多数います。

    弊社では約30年間、「マイバースデイ」や「ミスティ」「プチバースデイ」「モニク」などの占い月刊誌の編集制作を請け負ってきました。

    それ以来、社長の「自社で占い雑誌を出したい!!」という情熱は冷めることなく、今春、日本で唯一の占い情報誌「マイカレンダー」を創刊しました。

    お陰様で創刊号は発売10日で重版。驚いたのが、意外と若い読者が多かったことです。占い・おまじない黄金期を体験した30代後半~50代の「マイバースデイ」OGがメインと予想していたのですが、一番乗りでお手紙をくださったのも、20代の方でした。

    「自分より年上の人たちが“昔、『マイバースデイ』はこうだったよね”なんて話をしているのが、すごくうらやましかったんです。自分にもそういう場所ができたことが、本当に嬉しい」

    知識を得たら人に話したい、「好きだ」という気持ちを分かち合いたい。占いは部屋にこもって一人でやるものと思われがちですが、コミュニケーションツールとしての側面もあります。

    例えばSNS上では占いクラスタの方々が、自分でタロットカードをめくって今日の運勢をつぶやいたり、「今日から水星逆行!※」なんて盛り上がったりしています。 ※水星逆行=ミスやトラブルが起きやすい時期

    占いという共通言語を介してつながりたい人が日本に大勢いる。ならば流れ去るSNSのタイムラインではなく、「場」としての雑誌が存在することで形作られる「占い文化」があるのかもしれない。そして「それをやるとしたらウチしかないのではないか」

    ……創刊の決断に至ったのは、そんな勝手な(?)使命感もあったかもしれません。

    とはいえ、占いはいわゆる「占い好き」のためだけのものではありません。朝のニュース番組の12星座占い、更新されるたびにSNSランキング入りする占いサイト……普段、占いに興味のない人にとっても、「未来、自分がどうなるか」は一大関心事です。

    「セックスと占いは、どんな時代になろうとも、永遠に廃れない」。かつてとある占いの先生が言っていました。

    人間が「明日、自分はどうなるだろう?」と未来に思いを馳せた瞬間、そこに占いが生まれます。真っ赤に燃える夕日を見て「明日は狩りがうまくいくに違いない」と思ったり、暗闇に浮かぶ満月を見て「不穏なことが起こるかも」と思ったり。

    身の回りに起こる事象で自分の未来を「占って」しまうのは、人間の本能なのでしょう。

    どんなにつらい時でも「明日はラッキーですよ」と言われれば、もう少しだけ頑張ってみようという気になるものです。「もう嫌だ」としゃがみ込みたくなる日も背中を「よいしょ」と、テコのように押してくれる存在が、占いなのかもしれません。

    そんな占いを通じて「明日、自分はどうなるだろう?」という人間の永遠の問いに応える(一緒に考え続ける)雑誌でありたいと思っています。


    説話社「マイカレンダー」編集長
    山田奈緒子―YAMADA Naoko

    1978年生まれ。「ミスティ」(実業之日本社)、「sweet特別編集 占いBOOK」(宝島社)ほか、占い関連の編集に携わり、2019年「マイカレンダー」(説話社)編集長に就任。


    (「日販通信」2019年12月号「編集長雑記」より転載)




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