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飽食の時代といわれる現代。
私たちは常に食べすぎている状態で、食事を取り込みすぎたことで消化や排出の機能は落ちています。すると、脂肪や老廃物など不要なものをためこんでしまって体重が増えます。さらに、カラダが重くなると疲れやすくなり、やがて動くことがおっくうになり太る、という悪循環に陥ってしまいがちです。
しかし、その悪循環を「断食」によって断ち切ることができれば、食欲をコントロールしやすくなります。『月曜断食』という本は、その名の通り、月曜だけ断食することで身体の調子を整える健康法を紹介しています。
火曜~金曜は栄養バランスのとれた食事をし、週末は好きなものを食べてもOK。断食と聞くと、自分にできるかなとしり込みしてしまう私も、手軽にできそうだなと思いました。
一般的に、断食やファスティングは数日間続けることが多いため、日常生活への影響も大きいです。その点、月曜断食は1日だけなので、働いている方や家族と一緒に食事をしている人でも取り入れやすいことが特徴です。
トレーニングや断食がカラダに積極的に働きかけて体調を整える方法だとしたら、日常のちょっとした動作の意識を変えることで、ゆるやかに体調を整える方法もあります。そんな、体調が整うカラダの動かし方を解説しているのが、『調子いい!がずっとつづくカラダの使い方』という本です。
この本で紹介されているのは、立ち方や歩き方、座り方など、私たちが毎日必ず行う基本的な動作に関わるものばかり。実は、こうした動作を無意識にしていると、正しくカラダを使えずに疲れやすくなってしまうんです。
治療院の院長を務めている著者の仲野孝明さんによると、街中で歩いている人を見ていても、正しく歩けている人は100人に1人ほどだそう。
では、どんな風にカラダを使えばいいのか? この本では、60ほどのカラダの使い方について紹介しています。そのなかで、手軽な方法をふたつ、さっそく実践してみました。
ひとつめは椅子の高さを1cmほど高くしたり、低くしたりすること。少し高さが変わるだけで、姿勢が微妙に変化するため重心が変わり、疲れが偏りにくくなります。
ふたつめは無意識に食事をせず、あごの付け根から食べること。あごの付け根をしっかり動かすと、唾液がよく出るので消化が進みやすくなり、胃腸への負担を減らすことができます。実際に動かしてみると、ふだん口先だけで食べていたことがよくわかりました。
体調を整えるには、ココロとカラダを整えるための正しい知識を知り、日常の動作や生活習慣を見直すことが重要です。急にガラリと変えることは難しくても、少しずつ改善していくことが大事ですよね。
平均寿命がどんどん延びている今だからこそ、体調のいい状態を長く続けられるように、自分のカラダの声を聞いてみてくださいね。
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(文:CafuneBooks(カフネブックス) 池野花)
※本記事は、サンクチュアリ出版WEBマガジンに2019年7月10日に掲載されたものです。
※この記事の内容は掲載当時のものです。