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『医者が考案した「長生きみそ汁」』がベストセラーとなった、小林弘幸さんの最新刊『疲れたら動け!』が8月1日(木)に発売されました。
仕事や家事育児、人間関係からくる精神的な疲れを“悪い疲れ”と定義し、その解消法を収録した一冊です。
悪い疲れ(精神疲労)は、達成感を伴う“良い疲れ”とは異なり、じっとしていると蓄積していくといいます。そこで本書が提案するのは、休むより「動くこと」。
ストレスのせいで浅くなっている呼吸を整えたり、こわばった顔を緩めたり……こうしたちょっとした動きによって、乱れた自律神経が整い、精神疲労を受け流すことができるのです。
本書に掲載されている「動き方」の例を見てみましょう。
仕事などで脳と体が緊張状態になると、呼吸が浅くなり血流が低下します。そんな状態をお手軽に解消できるのが、前屈して体をゆらす脱力系ストレッチです。
【手順1】足を肩幅に開き、前屈する
①足を肩幅に開いて、力まずに立ちましょう
②両手を下にだらんと垂らし、前屈します
③上半身の重さを使って無理ないところまででOKです【手順2】腰を左右にゆする
①背骨をしならせるようなイメージで腰を左右にゆすります
②頭は振り子のようなイメージで揺れます
③徐々に揺れを小さくし、一息大きく吐いて、頭が最後になるようにゆっくり起き上がります
疲れた時、人は眉間にしわが寄り、奥歯に力が入り、目がかすんでどんよりした表情になっています。
そうした顔のこわばりを放っておくとやがて心身に悪い影響が……。「顔ストレッチ」で表情筋の緊張を取りましょう!
【手順1】ぎゅっと顔を締める
①5秒間、ストレッチ前の顔を観察します
②眉間の他、力が入っている場所を確認
③目の周りと口元を意識して顔を縮めます【手順2】一気に顔の力をほどく
①顔の筋肉がゆるみ、緊張がほぐれます
②額を中心に眉間を左右に広げるイメージで
③鼻から吸い、口から吐く深呼吸を3回行います
本書には、今回紹介したようなストレッチから、疲れが取れる眠り方まで「心と体をラクにするヒント」が満載です。
ぜひ本書で紹介されている動き方を実践し、体から悪い疲れを一掃してみてください。
【著者略歴】小林弘幸(こばやし・ひろゆき)
1960年埼玉県生まれ。順天堂大学医学部教授。日本体育協会公認スポーツドクター。自律神経研究の第一人者として、プロスポーツ選手、アーティスト、文化人へのパフォーマンス向上指導に関わる。順天堂大学に日本初の便秘外来を開設した“腸のスペシャリスト”でもあり、みそをはじめとした腸内環境を整える食材の紹介や、腸内環境を整えるストレッチの考案など、様々な形で健康な心と体の作り方を提案している。『なぜ、「これ」は健康にいいのか?』『死ぬまで歩くにはスクワットだけすればいい』『医者が考案した「長生きみそ汁」』など、著書多数。