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クミン、コリアンダー、ターメリック……ここ数年で知名度があがってきているスパイスは「食べる漢方」とも言われ、美容や健康にも高い効果を発揮します。今回はスーパーで手軽に買える一押しスパイスと、その効能を一部ご紹介します。
効能:整腸作用、肝機能強化、脂肪燃焼、便秘、貧血など
クミンはカレーパウダーの主原料で、その匂いを嗅ぐだけでカレーを思い出すでしょう。
クミンには消化促進や胃腸の調子を整える効果があるので、体調が優れないときにおすすめ。
また脂肪燃焼を促し新陳代謝を高めてくれるので、ダイエットにも効果的です。
クミンはカレーのイメージが強いですが、醤油とも相性が良く、きんぴらごぼうや煮物などに入れても美味しいですよ。
効能:肝機能、鎮痛、抗酸化作用、抗炎症作用、認知症予防など
日本ではウコンが二日酔いに効果的と有名ですが、ウコンと同じ品種のターメリックも同様の効果を発揮し、肝臓の調子を整えます。
一昨年からターメリックラテがSNSやメディアで話題になり、その高い効果が期待されました。
また鎮痛成分「イブプロフェン」とも同じくらいの効力を発揮したという研究結果もあるそうで、天然の痛み止めとしても活躍します。
あまり薬を飲みたくない人は、ターメリックに変えてみてはいかがでしょうか。
効能:健胃作用、食欲増進、血液浄化、発汗作用など
コリアンダーはパクチーの種を乾かして粉末にしたもので、柑橘のような爽やかな香りが特徴です。
抗菌効果があり腹痛に良いとされていて、食品の保存にも最適です。
スパイスは古来より使用されていましたが、コリアンダーはツタンカーメンの墓からも見つかっており、最古のスパイスのひとつだそうです。
効能:食欲不信、生理痛、更年期、冷え性など
八角系の形がかわいいスターアニスは、強い濃厚な香りが特徴的。醤油などとも相性が良く、中華や台湾料理では欠かせないスパイス。
エストロゲンという女性ホルモンの分泌を促す作用があるので、冷え性や血行促進など女性に影響が大きい症状にも効果が期待されています。
中華材料売り場では「八角」の商品名で売られていますが同じスパイスですのでご安心ください。
効能:疲労回復、集中力の強化、発汗、口臭予防など
さわやかな強い香りをもち、数あるスパイスの中でもひときわ目立つカルダモン。原産国のインドでは高値で取引されていたため「スパイスの女王様」と呼ばれてきました。
カルダモンもショウガ科の植物なので、臭い消しには最適。
また気持ちを落ち着かせる効果があるのでリラックスしたいとき、脳を活性化する作用を持つので集中力が欲しいときにも有効です。
カルダモンはインドのお茶「チャイ」にも使用され、山椒の代わりにウナギのかば焼きにかけてもおすすめです。
色々なスパイスを一度に摂取するには、なんだかんだ言ってもカレーがいちばん。『私でもスパイスカレー作れました!』では、料理初心者でもお家でかんたんに作れる方法をわりやすく漫画で説明しています。
この本の最大の魅力はなんといっても「レシピがいらない」という所。「主役(お肉など)」×「ベース(ヨーグルトなど)」×「3つのスパイス」の組み合わせだけで、作れるカレーは無限大です。
このルールさえ覚えてしまえば、バターチキンカレーやキーマカレーなどお店でおなじみのメニューはもちろん、サバ缶や旬の野菜、おうちで余らせている食材までもが主役に大変身。
小麦や添加物を使用していないから健康でヘルシーな上に、工程は“切る”と“炒める”だけなので、調理時間は最短20分でできちゃいます。世界一かんたんなスパイスカレーの本で、身体も心も健康に過ごしましょう!
※本記事は、サンクチュアリ出版WEBマガジンに2019年6月11日に掲載されたものです。
※この記事の内容は掲載当時のものです。