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  • 春キャベツの力はすごい!「旬の野菜」は身近な万能薬

    2019年03月17日
    くらす
    ほんのひきだし編集部
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    刊行から26年の月日を経て全面改訂された『食べて治す医学大事典』。ほんのひきだしでは全3回にわたって、本書の魅力や改訂版の制作裏に迫ります。

    最終回となる今回は「これから入手できる春が旬の野菜・食材の効用」について、主婦と生活社編集部の黒坂潔さんに文章を寄せていただきました。

    最新食べて治す医学大事典
    著者:主婦と生活社
    発売日:2018年11月
    発行所:主婦と生活社
    価格:4,320円(税込)
    ISBNコード:9784391150926

    体調がすぐれないとき、病気のとき、身近な食べものがクスリになる! をテーマに、「東洋医学」「現代医学」「最新栄養学」の知識を結集した“一家に一冊”の総合家庭の医学書。

    〉第1回:すべての食べ物は薬になる!『食べて治す医学大事典』が刊行から26年を経て全面改訂

    〉第2回:不調は食べ物で治る!疲労には「しょうが汁」、便秘には「りんごのおろし汁」が効く

     

    旬の食材は体に良い!

    生命の息吹が感じられる春が来ました。旬の食材がスーパーなどの店頭に並び始めます。

    「旬のものを旬の時期に食す」。これは、日本人が大切にしてきた食習慣ですが、その食材が持つフレッシュな栄養分を体内に取り入れて、滋養強壮に役立てるという先人の知恵の賜物でもあります。

    これからが、そして今が旬な野菜をいくつか取り上げてみます。

     

    春の野菜の代表選手「キャベツ」

    キャベツはあくがなく、生でも加熱してもおいしい応用範囲の広い野菜。緑の濃い外側の葉にはビタミンAが、芯に近い白い葉にはビタミンCがそれぞれたっぷりと含まれています。

    「キャベジン」という名の胃腸薬がありますが、キャベジンとは「ビタミンU」のことで、正式には「S-メチルメチオニン」といい、キャベツ(cabbage)のしぼり汁から発見されたので、キャベジンの名がつきました。その由来のとおり、胃潰瘍や十二指腸潰瘍など、胃の症状に効果があります。

    ビタミンAが豊富な緑の濃い外葉は目や粘膜を守る作用があり、ビタミンCが多い内側の白い葉は風邪の予防や疲労回復に役立ちます。外側の葉が緑色で、葉脈が細く、芯の切口がみずみずしく、球が締まっていて重力感のあるものを選びます。

    栄養的には生で食するのがいちばんです。さっとゆがくか炒めてもよいのですが、加熱するときはビタミンCの損失を抑えるために手早く調理するようにします(本書の497ページで詳しく紹介しています)

     

    多くの効果をもたらす「ごぼう」

    ごぼうは、晩秋から冬が旬になりますが、春先からは夏ごぼうと呼ばれる、柔らかくて香りのよい新ごぼうが店頭に並び始めます。ごぼうは、栄養素が豊富で、とても薬効にすぐれている野菜です。

    セルロースやリグニンといった食物繊維が、ふっくらとした便を作るうえ、腸壁を刺激するので、快便をもたらします。リグニンには抗菌作用もあるため、快便効果と相まって、近年急増中の大腸がん予防に有効といわれています。

    また、栄養素のイヌリンが利尿作用を高めて腎機能を助けるほか、アルギニンが強精・強壮作用を持っています。「ごぼうを食べると精がつく」というのは、このアルギニンの作用です。ほかにも根や葉に含まれるタンニンが消炎・止血作用をもつなど、薬効にすぐれています。

    直径が10円玉くらいで、上から下まで太さがあまり変わらず、ヒゲ根は少なく表皮に傷や変色のないものを選ぶとよいでしょう(本書の492ページで詳しく紹介しています)

     

    圧倒的な食物繊維を含む「たけのこ」

    春を迎えたことを実感させてくれる野菜です。地上にニョッキリと現れた穂先からは、新しい生命の息吹のようなものが感じられます。

    たけのこには、食物繊維が豊富に含まれています。そのため、便秘だけでなく、大腸がんの予防やコレステロールをおさえるのに有効です。それらが気になる人は、積極的に食べたい野菜のひとつです。

    ただし、えぐみのもとのしゅう酸は、結石症の人にはよくないので控えるようにします。アレルギー体質の人も、過食しないようにしてください。

    適度に湿り気があり、皮のつやがよい太いものを選びます。節目が狭く、根もとに赤い斑点がないものが新鮮です(本書の507ページで詳しく紹介しています)。

     

    美容と健康に役立つ人気食材「アボカド」

    最近、すごい人気で、スーパーでもよく見かける果実が、アボカドです。栄養価の高さが際立ち、原産地メキシコでは「生命の源」と呼ばれるほど。

    たとえば豊富に含まれているトリプトファンやリジンなどの良質な必須アミノ酸は、大人はもちろん、離乳期、成長期の子どもに欠かせない栄養素です。

    またビタミンEも多く含んでおり、血行をよくするため、認知症の予防を期待できるほか、しみやそばかすなどの肌トラブルにもよいといわれます。さらに、ねっとりと豊富な脂肪は、不飽和脂肪酸なので、動脈硬化の改善にも役立つといわれます。

    弾力のあるものが食べごろです(本書の538ページで詳しく紹介しています)

    3回にわたってお届けした『最新食べて治す医学大事典』レポート。本書が皆さまやご家族の健康回復、維持増進に役立てれば、とてもうれしく思います。

    主婦と生活社 編集部 黒坂 潔

    最新食べて治す医学大事典
    著者:主婦と生活社
    発売日:2018年11月
    発行所:主婦と生活社
    価格:4,320円(税込)
    ISBNコード:9784391150926

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