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ローソンで商品化されるや、20年間不動の売上トップを貫いていた“王者ツナマヨ”を抜き話題になった「悪魔のおにぎり」。
生みの親である第57次南極地域観測隊の調理隊員・渡貫淳子さん自らが、そのライバルとなりうる激ウマおにぎりレシピを紹介した『悪魔のおにぎりと南極流リメイク料理』が、2月14日(木)にマガジンハウスより発売されました。
ちなみに悪魔のおにぎりは、別名「たぬきおにぎり」といって、ねぎと天かすとめんつゆをごはんに混ぜて握ったもの。
ねぎも天かすも“必要だから買ったものの余りがちな食材”の代表例であり、悪魔のおにぎりは、それらをがっつり消費できるという点からレシピサイトでも人気になりました。
そして、今回のレシピ集で紹介されている“ライバルの悪魔的おにぎり”がこちら(一例)。
・焼肉たくあんおにぎり
・焼ジャケじゃがおにぎり
・チーズ豆らっきょおにぎり
・スパムひじき煮おにぎり
・カレーゴボウおにぎり
・塩サバアスパラおにぎり
やったことがない組み合わせばかり。でも、名前を聞いただけでおいしそう……。
実はこれらも、余った料理や食材を有効活用したリメイクレシピなのです。
また『悪魔のおにぎりと南極流リメイク料理』では、おにぎりだけでなく、さまざまなおかずレシピも紹介されています。
やはりポイントは「余りものの有効活用」。「カレーが余ったらカレーうどんにする」のような“お決まりのパターン”がある人は多いと思いますが、渡貫さんにかかれば、1つの料理が5つにも6つにも化けるのです。
たとえば、スパゲティのミートソースが……
→ ミートコロッケ に!
→ 焼きオムライス に!
→ ラザニア風クロックムッシュ に!
→ ピリ辛中華麺 に!
→ ポテトグラタン に!
まさに、食材をムダにできない環境下で鍛え抜かれた“極地の知恵”の結晶。
アレンジ・リメイク料理の既成概念を破るようなレシピの数々は、食べる楽しみ・作る楽しみをますます広げてくれるはずです。
著者プロフィール
渡貫淳子(わたぬきじゅんこ)
1973年青森県八戸市生まれ。調理師。「エコール辻東京」を卒業後、同校の日本料理技術職員に。出産後はいったん職場を離れ、1児の母として家事・育児に奮闘する日々を送っていたが、一念発起して南極観測隊の調理隊員にチャレンジ。3度目の挑戦で見事合格を果たし、母親としては初の調理隊員となって第57次南極地域観測隊に参加。帰国後は伊藤ハム株式会社に所属し、レシピ紹介や講演会など活動の場を広げる。2018年6月放送のテレビで紹介された「悪魔のおにぎり」が大反響を呼び、南極での料理が話題となった。著書に『南極ではたらく かあちゃん、調理隊員になる』(平凡社)がある。