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「糖尿病」は、血糖値を下げるインスリンが働かなくなるために、慢性的に血糖値が高くなる病気です。そんな糖尿病の本当の恐ろしさは数々の「合併症」にあることを知っていますか?
神経障害や腎症、網膜症を引き起こし、人工透析を必要としたり、最悪の場合失明したりする場合もあります。合併症が表面化、重症化してから糖尿病になっていたことを知る人も多くいるのです。
発症を防ぐためには、体内の血糖値が上がりすぎないよう配慮することが大切。今回は糖尿病を予防するための、食べ方に関する最新常識を紹介します。
空腹時は、体が栄養を急速に吸収しようと待ち構えている状態。一口目にごはんやうどんなどの炭水化物を食べると、すぐにブドウ糖に分解され血糖値が急上昇します。
こうした急激な血糖値上昇は「血糖値スパイク」と言われ、何度も繰り返すと糖尿病や合併症の引き金になる危険な現象です。
血糖値スパイクを防ぐには、サラダなどの食物繊維や、肉や魚など消化されにくいものから食べるようにしましょう。すると、あとから入ってきた炭水化物がなかなか消化・吸収されず、血糖値の上昇がゆるやかになります。
▼「すきっ腹にうどんを食べたとき」と「先にサラダを食べたとき」の血糖値上昇のちがい
日常的にやってしまいがちでNGな食べ方が、焼きそばパンやポテトサラダサンドなどの「ダブル糖質メニュー」。これらはうっかり手を出すと、血糖値が急上昇するため避けるようにしましょう。
また、実は気をつけなければいけない食品が「フルーツ」。ビタミンを豊富に含み、健康食として捉えられがちですが、血糖値上昇のもととなる場合もあります。
ももやメロンなど甘いフルーツの食べ過ぎや、甘味を追加したフルーツジュースには注意が必要です。
「血糖値は気になるけど、甘いお菓子を食べたい!」そんな人には「ダークチョコレート」がおすすめです。
近年の研究で、カカオ分70%以上のダークチョコレートに含まれる「ポリフェノール」に、血糖値を下げる効果があるとわかりました。
スイーツを食べて血糖値を下げるとは、夢のような話ですよね。また日本茶やコーヒー、紅茶にもポリフェノールが含まれているため、食後や休憩時間にぜひ摂取してみてください。
はじめは自覚症状がないため、自分とは関係のないことと思いがちな糖尿病ですが、その実態を知ると血糖値のコントロールがいかに重要なことか思い知らされます。
最近では、イギリスのアボット社から針を使わない血糖値測定器が発売され、採血なしで食後血糖値の変動を知ることができるようになり話題となりました。
血糖値を下げるための食べ方をもっと知りたいという人は、『ズボラでもラクラク! 薬に頼らず血糖値がぐんぐん下がる!』をお手に取ってみてください。
糖尿病のメカニズムに即し、食生活をはじめ運動や睡眠、そのほかさまざまな生活習慣に関する知識が掲載されています。恐ろしい合併症を予防するためにも、正しい知識を持つことからはじめてみましょう。