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「皮膚ねじりダイエット」をご存じですか? これは、「筋膜リリース」を取り入れたエステの手法で知られる新居理恵さんが、医師やスポーツトレーナーと共に開発した新しいメソッド。
しかもヤセるだけでなく、不調の改善にもつながるといいます。今回は書籍『皮膚ねじりダイエット』より、そのメカニズムをご紹介します!
骨格がゆがんでいるとはよく聞くと思いますが、「皮膚がゆがんでいる」というのは初めて耳にするかもしれません。皮膚がゆがんでいるとは、一体どんな状態なのでしょうか。
例えば、だれかにシャツの袖を引っ張られて形が崩れたら、元に戻しませんか? またジャケットを着たあと、しっくりこなくて形を整えることはありませんか?
じつは人間の皮膚でも、同じことが起きています。
いつも、同じほうの手でカバンを持ったり、脚を組んで座ったり、ずっと下を見ながらスマホをチェックしたり……。
こんな習慣を続けていると、皮膚は正しい位置からどんどん離れていき、一箇所にかたよっていきます。
一か所にかたよってゆがんだ皮膚は、服のように自分でサッと元に戻せません。そのため、間違った位置でくっついてしまうのです。これを「癒着」と呼びます。
皮膚が癒着すると何が起きるのでしょうか。皮膚のすぐ下にある浅層筋膜にも影響を及ぼし、血流やリンパの流れが悪くなります。
その結果、代謝が上がらず、運動してもマッサージをしても、ヤセにくい体になってしまうのです。
ここまで読んで、「私には関係ない話」と思ったら、要注意。基本的に人間の皮膚はゆがんでいると思ってください。
かんたんに皮膚のゆがみをチェックできる方法があるので、実際にやってみましょう。
「皮膚のゆがみ」セルフチェック法
1. 腕をつかむ
2. 外側にねじる
3. 内側にねじる※注意点:腕は動かさず、つかんでいる手だけを動かしてください。
ねじりやすさに差がありませんか? 腕の場合、多くの人が内側のほうがねじりやすいと感じるのではないでしょうか。
これは内側に皮膚がかたよっている証拠。無意識のうちに、皮膚が内側に引っ張られ「皮膚のゆがみ」が生じているのです。この現象は全身で起きています。
皮膚の構造を見ながら、 もう少しくわしく説明しましょう。
人間の体は大まかにいうと表面から順番に、皮膚 → 浅層筋膜 → 深層筋膜 → 筋肉 → 骨 で構成されています。
皮膚がゆがむと、その下にある浅層筋膜、深層筋膜、筋肉も一緒にゆがみ出します。すると血管やリンパ管が圧迫されて、流れが悪くなり、老廃物が排出されにくい体になってしまうのです。
この皮膚のゆがみに着目し、開発されたのが「軟部組織リリース」、通称「皮膚ねじりダイエット」です。
方法はいたってシンプル。皮膚をねじり、皮膚とそのすぐ下にある「浅層筋膜のゆがみ」を正常な状態に戻します。それによって深部の筋膜や骨格筋を、正しい位置に戻していく方法です。
皮膚のゆがみを取ると、ヤセるだけではありません。皮膚が正しい位置に戻ることで、筋肉に癒着して寝ていた毛細血管が起き上がり、ふわふわしてマシュマロのような肌に変わっていきます。
カーペットをイメージしてください。掃除機をかける前は毛がへたってぺちゃんこですが、掃除機をかけると空気が入り込むことで毛が立ち上がり、ふわふわになりますよね。それと同じことが人間の肌でも起きています。
浅層筋膜の癒着が取れて、筋肉などがゆるみ出し、その伝達が深部に伝わり、骨の位置が正しくなると、さらに奥にある内臓も正しい位置に戻っていきます。
すると内臓や筋肉などが調子よく働き出し、その結果、首や肩のコリ、便秘、むくみ、冷え、胃腸の不調、頭痛など、多くの不調がやわらぐのです。
この軟部組織リリース(皮膚ねじりダイエット)は、医師監修のもと、プロ野球チームの顧問トレーナーと人気エステティシャンが開発したメソッド。
日本美容再生医療学会代表理事の山口修司医師が監修に携わっており、医学的にも認められた手法です。スポーツトレーナーの知識とエステティシャンの技術を融合した究極の手技であるといえます。
詳しいやり方は、ぜひ本書をチェックしてみてくださいね。
※本記事は、サンクチュアリ出版WEBマガジンに2018年6月19日に掲載されたものです。
※この記事の内容は掲載当時のものです。