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夫に「お風呂をキレイにしといて」とお願いしたら、水で流しただけだった。「夕飯を作って」とお願いしたら、台所の流しがとんでもないことになっていた……。こんな経験がある女性は多いのではないでしょうか。
女性は「感覚や感性」を司る右脳が優位であるため、女性同士の会話なら感覚的な言葉でもイメージを共有しやすいと言われています。ところが男性の場合「論理的思考」を司る左脳が優位であるため、「キレイにしといて」などの抽象的な指示では、なかなか妻の思う通りには動けません。
そもそも家事のスキルが低い場合、具体的な手順や段取りについて理解していない可能性があります。そこで今回は、知的家事プロデューサー本間朝子さんの提唱するメソッドの中から、男性でも取り入れやすい家事術をご紹介します。
・ゴミ箱の近くにハサミをセットする
郵便物を溜めないためには、帰宅したら、すぐに処理するのがいちばん。このとき、ゴミ箱とハサミがセットになっていれば、いらない郵便物をその場で捨てることかできます。さらに、このセットのそばに書類の保管場所があると、片づけもスムーズに。
ハサミが自宅に1本しかないというご家庭は、ぜひ場所ごとにハサミを置いてみましょう。
【例】
台所 → 食品の封を切るために。
古新聞や段ボールの収納場所 → 新聞や段ボールをひもで束ねるために。
クローゼット → 新品の服・靴下のタグや、ほつれを切るために。
洗面所 → 洗剤の詰め替えやサンプル品の開封用に。
このように、使用頻度の高いものは家に何個あってもいいと考えると、「ハサミどこだっけ?」と探す手間も省けます。
・玄関に鍵やハンカチなどの出発セットを置く
外出するときに必要な鍵や定期券、腕時計などの置き場所を玄関に作ると、出がけに探しまわることがなくなります。帰宅後は、玄関の決まった置き場所に戻せばOK。リビングやダイニングが散らかることもありません。「あれどこいった?」がなくなります。
玄関に置いておくと便利なものは人によって異なるはず。一度、自分の持ち物を点検してみましょう。
【例】
ICカード、乗車券、鍵、腕時計、社員証、
ハンカチ、ポケットティッシュ、マスクなど
・キャスター台を活用する
掃除のたびに床に置いたゴミ箱や収納ボックスを移動させて、もとの位置に戻すのは大変です。そのつど流れがストップして、モチベーションも下がります。
キャスターのついた台の上にのせておけば、片手で移動させられるのでとってもラク。ゴミ箱や収納ボックスを購入する際には、キャスター付きかどうかをポイントにするのもおすすめです。また、キャスター単体だけでも販売されているので、使用しているゴミ箱や収納ボックスの底に、取りつけてみるのもいいでしょう。
・コンセントのコード類は宙に浮かす
コードやケーブルの整理に手を焼いている人は多いはずです。床にはわせてしまうと、一瞬で掃除するのが面倒な場所になり、大掃除で苦労するハメになります。
そうならないように日ごろの延長で掃除できるようにしておきましょう。ポイントは「電源タップ」(たこ足コンセント)。
床に置かず、家電を置いた家具に取りつけ、コードは丸めてケーブルタイで留めて。浮いた状態になり、グッと掃除しやすくなります。コード類を宙に浮かせたら、家具と壁のすき間を掃除機やフロアワイパーか入る幅に空けておきましょう。コードがないので掃除しやすく、ホコリが溜まりがちなテレビ台の裏もいつもきれいにしておけます。
・調理中は濡れた布巾を持って冷蔵庫の開閉をする
台所まわりの取っ手は、濡れた手で冷蔵庫を開けたり、油でベタベタな手で食器棚を開けたりして、意外と汚れています。だからといって、いちいち拭き掃除するのも面倒です。
調理中は、濡れた布巾やタオルを持った手で、開閉してみましょう。手が直接触れず、汚れがつきません。ついでにサッと拭くこともできます。食器棚の開閉やコンロの火加減の調節をするときなども、布巾を持ってやると台所まわりのべたつきや汚れが減らせます。
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