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沖まで流されてしまった場合は、やみくもに泳いで体力を消耗させるのではなく、「潮の流れ」の性質を理解した対処をする必要があります。
なかでも知っておかなくてはならないのは「離岸流」。
普通、波は沖から海岸へ打ち寄せますが、波が沖に戻ろうとする時に発生する強い流れを「離岸流」といいます。沖から岸に向かって強い風が吹いたときなどに発生し、この中に入ってしまうと、強い波に押されてさらに沖へと流されてしまいます。
海で沖に流された場合は、まず波の向きに意識を向けましょう。岸から沖へと向かう波(=離岸流)を感じたら、その外側を泳ぐようにします。波の向きがよくわからない場合は、岸となるべく並行して泳ぐようにするのも手です。
万が一離岸流に巻き込まれた場合は、身を任せて“浮くこと”に徹するのが賢明。流れにさからって岸へ向かおうとするとおぼれたり、体力を消耗して命を落とす危険があります。沖向きの流れを感じなくなったら、岸に向かって泳いでいきましょう。
今回紹介した防災テクニックは、8月9日(木)に発売された書籍『自衛隊防災BOOK』に掲載されています。
▼読んでおきたい「子どもや高齢者、ペットと避難する方法」
防災アドバイザーによる読んでおきたいコラムも掲載。
▼防災アドバイザーによる「防災用食品厳選リスト」
さらに、災害時だけではなく日常生活に役立つライフハックも!
▼「アイロンを使わずに服のシワをのばす方法」「はさみの切れ味をよくする方法」
今回紹介したもの以外にも「遭難時生存率がアップする方法」「炎天下で熱射病を避ける方法」など災害時のノウハウや、「船で酔わない方法」「靴ずれを起こしにくくする方法」など、日常生活で使えるアイデアを多数収録しています。
いざという時に、自分や大切な人を守ってくれる『自衛隊防災BOOK』。災害への備えとして、家族で読み合わせをするのもおすすめです。