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『1日1分見るだけで目がよくなる28のすごい写真』では、1日1枚・1分間のトレーニングで、「毛様体筋」と「脳内視力」を鍛えられるようになっています。
「毛様体筋」はピントを合わせるのに必要な筋肉で、遠くのものを見る時にゆるみ、近くのものを見る時に収縮して水晶体の厚みをコントロールします。
しかし、近くのものを長時間見続けるなどして緊張状態が続くと、この筋肉に負担がかかります。毛様体筋の凝りは、目の不調の大きな原因の一つ。毛様体筋の凝りをほぐすには、近くのものと遠くのものを交互に見る「遠近トレーニング」が効果的なのだそうです。
一方の「脳内視力」は、目に入った情報を脳で正確に処理する能力です。歳を取るにつれて低下していきますが、毎日トレーニングすることで、この能力は鍛えられるといいます。
著者は、現役眼科専門医の林田康隆さん。ベストセラーとなった『日めくり まいにち、眼トレ』(扶桑社)で知られる、日比野佐和子さんの実弟です。
それでは、『1日1分見るだけで目がよくなる28のすごい写真』に収録されている写真の一部を見てみましょう。
下の写真は、色調を変えた2枚の写真を横に並べたもの。「左右の写真を10秒ずつ交互に見る」を3セット繰り返すことで、脳内の色彩感覚を養います。
2枚目の写真では、色とりどりのこんぺいとうに、ところどころ数字が振られています。数字は1から30まで。これを順番に目で追い、その都度数字にピントを合わせることで、毛様体筋が鍛えられます。
なお、見えづらさを感じると効果が出ないため、視力の低い方は眼鏡やコンタクトレンズをつけたままでよいとのこと。写真を眺める時、40~60cmの適度な距離をとることもお忘れなく。
『1日1分見るだけで目がよくなる28のすごい写真』は、どのような人が買っているのでしょうか? 購買層を見てみましょう(日販 WIN+調べ)。
男女比は3対7で女性の方が多く、50代をピークとして40~60代に多く買われています。一般的には40歳頃から老眼の症状が出始める人が多いといいますので、「目が疲れやすくなった」「老眼が始まった」など、実際に悩みがあって本書を手に取った方が多いのかもしれません。
また、一緒に読まれている本を見てみると、先述した『日めくり まいにち、眼トレ』のほか、『どんなに体がかたい人でもベターッと開脚できるようになるすごい方法』(サンマーク出版)、『疲れをとりたきゃ腎臓をもみなさい』(アスコム)などの健康書が多く見られました。
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会社ではパソコン、通勤中や自宅ではスマホ……と目を酷使する生活を送り、ドライアイや疲れ目、老眼に悩まされている方は少なくないでしょう。『1日1分見るだけで目がよくなる28のすごい写真』は、目の症状を改善する良いきっかけになるかもしれません。