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1.仕事では“スピード”と“質”の両立が求められる。そのためには、「付随作業」と「ムダ作業」を削減し、大事な「主作業」にパワーを集中させることだ。
2.期限内に成果を出す鉄則は、やることを絞り、やるべきことを具体的に決める「FOCUS&DEEP」だ。ポイントは“量”よりも“率”に目を向けることである。
3.人の力を借りたいときは、先に打診をしておこう。3回に分けて感謝の気持ちを伝えることも重要だ。
こんなに忙しく働いているのに、なぜ成果が上がらないのか――と悩む人は多いだろう。その一方で、周りを見渡すと、残業なしで高い成果を出す人もいるはずだ。なぜ両者に大きな差が生まれるのだろうか。
本書を読むと、その理由がわかるだろう。ひと言でいうと、成果が上がらない人は無駄が多いのだ。
本書では、仕事をサクサク進める80の「ワザ」が紹介されている。辞書登録でメール作成を効率化する、5分で終わるタスクは今すぐやる、仕事中はスマホを別の部屋に置くなどといった今日から使える「ワザ」から、スピードと丁寧さを両立させる、お願い上手になる、上司をうまく動かすなどといった、仕事に対する価値観を変えてくれるようなものまで、その内容は多岐にわたる。
著者はかつて、身体を酷使しながら残業をしていたそうだ。ある時、見かねた上司から「時間の奴隷になっていないか?」「まずは、スケジュールの基本を徹底しなさい」と声をかけてもらったことで、仕事の進め方が大きく変わったという。そんな著者の「誰もが、今の半分の時間で2倍の成果を出せる」という言葉には重みがある。
時短を実現すれば、仕事の質を高められるだけでなく、副業や趣味の時間を増やして、自分の人生を豊かにすることもできる。よりよい人生を生きるために、ぜひ本書を一読し、これまで浪費していた時間を取り戻してもらえればと思う。