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梅雨明け宣言もつかの間、7月中旬は戻り梅雨のような天気が九州・西日本地区を中心に続いています。今年の雨期から気象庁が運用を始めた「線状降水帯予報」が早くも、7月15日(金)、18日(月)、九州地方において発表されました。
「線状降水帯」は近年の豪雨災害の原因と指摘されていますが、皆さん、最近やたらと豪雨による人命や家屋の被害が多いと感じてはいませんか?
それもそのはず。気象庁の観測によると1日の降水量が200ミリ以上の大雨を観測した日数は、約100年前と比較して約1.7倍に増加しているそうです。さらに、50年に一度の大雨が降る確率は、地球温暖化によって約3.3倍になっているとされています。
それらは、洪水や土砂災害という形で私たちの生活に被害をもたらす場合があります。もちろん、大雨だけではなく、地震や台風といった災害も我々に牙をむいてきます。災害は、どこでも、誰にでも起こりうるリスクなのです。
では、そんな災害に対して、皆さんはどのように対処しているのでしょうか?
防犯・セキュリティ会社のセコムが2021年に実施した「防災に関する意識調査」(全国の男女500名を対象にアンケート方式で調査)によると、今後の災害増加や被害の拡大を懸念している人は、2012年の調査開始以来、初めて全体の9割を超えました。災害に対する危機意識はかなり高まっています。
しかし、「防災対策をしているか?」という質問には、およそ半数の人が何もしていないと回答しました。その理由を聞いたところ、5割の人が「具体的にどのような対策をすればよいかわからないから」と回答しています。
このアンケートが示すように、災害に対する危機意識はあるものの、実際にどう対策すればよいのかよくわからないという方が多数いるようです。
そこで今回は、防災対策のきっかけとなる本をいくつか紹介したいと思います。
地震、台風、大雨、崖崩れ……。いつどこで起こるかわからない、さまざまな大災害。自衛隊は、いざというときに私たちを助けてくれる、心強い危機管理のプロフェッショナルです。人命救助はもちろんのこと、食料の確保や給水、緊急措置など、災害時のトラブルに対処するさまざまなテクニックやアイデア。この中から私たちでも簡単に取り入れることのできる、ピンチに役立つノウハウをピックアップしました。災害時や日常生活に役立つ100のテクニックを収録。“あなたやあなたの大切な人を守る”必携の一冊です!
(マガジンハウス公式サイト『自衛隊防災BOOK』より)
30万部以上を売り上げている防災本。実際に、自衛隊、防衛省が協力して作成された実践的な本です。
停電で困るものって? 断水時のトイレはどうするの? 長期在宅避難は何が必要? コロナ禍で感染症予防から在宅避難が中心となる今どう備えればいいの? 本書は日常生活に防災の視点や備えを加えたおうち避難のための防災本です。スーパーや100均などで手に入るアイテムが”役立つ備え”に変身!!自宅で避難する時代コスパを意識した防災対策で万全に!
(飛鳥新社公式サイト『おうち避難のためのマンガ防災図鑑』より)
人気イラストレーターがマンガで分かりやすく伝える防災本。コロナ禍で検討される在宅避難に対するノウハウを学びましょう。
一見、平穏な日常のように思えても、現代社会には地震や台風、暴力事件など実に多様なリスクが常に潜んでいます。しかし、私たちは十分に成熟した社会の中で暮らしているがゆえに、様々な支援をあてにして、経験的に動物が身につけておくべき危機に対する知恵や習慣をあまり獲得できていないのが現実です。支援は生き残ってこそ受けられるのであって、命を落としてからでは意味がないのです。そこで本書では、災害大国・日本に起こりうる自然災害をはじめ、現代社会で多発している暴力犯罪などに直面したときの対処法を各界の専門家監修のもとで徹底解説していきます。巨大地震の予兆、日々ニュースで伝えられる暴力事件……、誰の身にも降りかかる危機的状況から自分の力で抜け出すために今すぐ的確な知識を身につけましょう。
(版元ドットコムより)
自然災害だけではなく、火災や暴力犯罪への対応なども解説されている、幅広い知識が身につく本です。
もしもの時の備えがわかる、防災・危機管理の基礎知識を収録。台風、地震、大雪、川の氾濫、感染症対策などのほか、災害時に役立つテクニックなど幅広く網羅する保存版。避難所・自宅避難等の行動指針、災害後に関する最新情報も。
(朝日新聞出版公式サイト『保存版 新しい防災のきほん事典』より)
防災に対する必要な「備え」と「情報」が網羅されている総合的な本。1冊あると安心です。
阪神・淡路大震災で実家が全壊したことを機に災害救助に目覚めたレスキューナース・辻直美が実践する「お金をかけずに命を守る防災テクニック」。100円ショップで買えるものや家にあるものでできる限り防災グッズを代用し、災害に強い家の作り方や、非常用持ち出し袋のアレンジ法を解説。
(扶桑社公式サイト『レスキューナースが教えるプチプラ防災』より)
レビューサイトでも高評価の1冊。生活に根付いた視点から防災を意識させてくれる初めての1冊にはぴったりの本です。
地震、台風、土砂崩れ…他人事ではない災害が多発している今、さらに今後30年以内に首 都直下型の地震や、南海トラフ地震の発生も予想され、今や日本に安全な場所はありません。家族同然の愛犬と“どんな災害も一緒に生き抜く”を本書で考えます。
(辰巳出版公式サイト『決定版 犬と一緒に生き残る防災BOOK』より)
家族の一員でもあるペット。その“家族”と災害時にどのように過ごすのかという他の本にはない視点で書かれています。
「1人でいるときに、大地震が起きたらどうする?」。災害に遭遇したとき、子供だけでも落ち着いて行動し、身を守る方法を学べるクイズ形式の子供版「防災ハンドブック」。「科学漫画サバイバル」の人気キャラ・ジオと一緒に楽しく防災の知識を身につけよう。
(朝日新聞出版公式サイト『防災のサバイバル』より)
累計1,000万部突破の小学生に大人気の「科学漫画サバイバル」シリーズからの1冊。クイズ形式なので、子どもと一緒に楽しく防災を学ぶことができます。
豪雨・台風・地震・火山噴火・感染症・・・。今、世界のあちこちで起こっている自然災害のしくみを知り、災害とたたかってきた先人の知恵を学びましょう。最新防災技術の紹介をはじめ、災害が起こる前にできる対策、災害時に身を守る行動、避難時に役立つアイデア、備蓄リストなど、防災知識も満載です。「自然現象」や「防災」に関連するドラえもんのまんがも多数収録。「もしも」に備える一冊です!
(小学館公式サイト『防災のサバイバル』より)
ドラえもんを題材としているので、子どもと災害を考えるはじめの1冊にもぴったりです。
さて、防災にまつわる本8点を紹介しましたが、いかがでしたでしょうか? ぜひお近くの書店に足を運んでみてください。