'); }else{ document.write(''); } //-->
1.自律神経は、休む間もなく自動で働き続けて、人の内臓の働きや代謝、体温などをコントロールしている。
2.自律神経には「交感神経」と「副交感神経」の2種類がある。この2種類のバランスが乱れると、不調の原因となる。
3. 自律神経を整えるために、良質の睡眠をとる、「長生き呼吸法」を繰り返す、夕食後にウォーキングをする、音楽を聴く、「3行日記」を書くなどといった習慣を試してみよう。
現代人は、常にストレスと戦っている。コロナ禍における生活の変化も、ストレスの原因だろう。
ストレスが私たちの心身に与える影響が大きいことは、誰もがわかっているはずだ。それでも、本当に不調になるまで対策を講じない人や、自分のことを後回しにしてしまう人は多い。あなたも、疲れやすくなった、眠れない、ダルい、イライラが止まらないなどといった症状から目をそらしてしまっているかもしれない。
そうした不調には「自律神経」が深くかかわっていると、自律神経研究の第一人者である著者、小林弘幸氏は警鐘を鳴らす。小林氏は約20年前、自身の不調と向き合う過程で自律神経の研究を始めた。その結果、自律神経が心身の不調や病気の発症と密に関わっていることがわかったのだという。
著者によれば、先ほど挙げた「疲れやすくなった」などの症状は自律神経の乱れが原因となっている可能性が高い。朝めまいがして起き上がれず、家を出ても頭痛や腹痛で動けなくなる「起立性調節障害」や、女性の悩みの一つである「更年期障害」にも、自律神経の乱れが影響しているという。さらには「自律神経が、がんの増殖や転移に関係している」という研究結果もあるそうだ。
自律神経という言葉は知っていても、自律神経の役割や整え方まで知っている人はあまり多くないだろう。体調不良を自覚している人だけでなく、何となく不安な気持ちを抱いている人や常に元気に過ごしたい人は、10万部を突破した本書を読んで、自律神経について学んでみてほしい。