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  • 年を重ねてからの美容は悩ましいけど楽しい! 美容家が教える『老けない美容 老ける美容』

    2021年11月20日
    くらす
    花森リド:講談社BOOK俱楽部
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    老けない美容、老ける美容
    著者:神崎恵
    発売日:2021年10月
    発行所:講談社
    価格:1,650円(税込)
    ISBNコード:9784065258064

    「30代からの顔や体は自分で育てるもの」

    神崎恵さんの本のタイトル『老けない美容、老ける美容』にドキッと足を止める人は少なくないはず。「老けない」と「老ける」のあいだをフラフラ歩く私もそのうちの1人です。どこがどう変わったかは断定できないけれど、若い頃とは確実に違う自分にウーンと考え込む日があります。でも、悩むだけじゃなく、20代の頃はまったく視界に入ってこなかった「ハリ」や「ツヤ」の文字に心が動くようになって、今はケアが楽しい。若い頃は想像もしなかったのですが、年を重ねるって、悩ましさと楽しさの両方があるんですね。

    『老けない美容、老ける美容』でもそのことを再確認できました。中を開くとこんな優しい笑顔が待っている本です。

    著者の神崎恵さんはもうすぐ46歳。心から楽しそうで美しい。

    この本の冒頭にあるこんなフレーズからも、年を重ねることの少しの悩ましさと、たしかな楽しさの両方を確かめることができます。

    20代までは生まれ持ったもの。30代からの顔や体は自分で育てるもの。

    わかる。自分で育てることができて、かつ手応えがあるから楽しい。美容家である神崎さんが説く「老けない美容」ってどういうものなのでしょう。

    私は仕事柄、いろいろな方法を知り、試すことができます。膨大な方法の中から、これはいいと思うものを厳選し続け、試し続けています。その中には、「本当にこんなことで肌や髪が変わるの?」というくらい、ささいな方法がたくさんあります。ですが、このささいな違いや意識の変化こそ、今、そして数年後の自分の肌や顔、髪や体を育てていく重要な工程なのです。

    そうそうそう、こういうのが知りたいんです。神崎さんが「これはいい」と思う方法、教えてください!

     

    髪は扱い方次第。髪質で決まるものではない

    神崎さんは「老けないために必要なこと」として、髪、肌、メイク、全てにおいてボリュームとツヤのコントロールが重要であると説き、それぞれのパーツごとに章立てをおこない、具体的な方法を教えてくれます。たとえば髪。

    髪に関して言うと、トップの髪の適度なボリュームが特に重要です。
    ヘアスタイルが立体的に決まるし、全身のバランスも調います。
    髪のボリュームが適正にあれば、小顔効果も狙えるのです。(中略)
    小ジワや毛穴の影など、肌のネガティブな要素を光で飛ばして
    目立たなくするチカラがツヤにはあります。
    そして肌にイキイキしとした生命力を宿す効果も。髪も同様です。

    ボリュームが適正にあってツヤのある髪は、たとえばこんなスタイル。

    あ───、きれい。

    そして、「髪は扱い方次第です。髪質で決まるものではありません」という夢と希望でいっぱいの言葉で始まる第一章「髪」で、どうすればボリュームとツヤをコントロールできるかのポイントが語られます。

    「美しい印象の大半は髪で作ることができます」と断言する神崎さんは、同時に「もって生まれた自分の髪質をあきらめないこと」とも励まします。22ページ、23ページはぜひ読んでください。たくさんのパワーワードに背中を押されて美容へのモチベーションが上がるので。

    そして、冒頭でふれた“「本当にこんなことで肌や髪が変わるの?」というくらい、ささいな方法”のひとつがこちら。

    実際に意識しながらやってみると、もう本当に違うの! 「わぁ!」と思わず声が出ました。なんか調子が狂うなーと悩んでいた私の髪はボリュームが少し足りなかったんだ。ボリュームをなくす(=老けて見える)NG方法もぜひ参考にしてください。

    こちらも効果ばつぐん。

    不器用な私でもワンカールだけなら毎朝できる。「何はなくとも毛先をひと巻き!」ってフレーズも大好き。筋トレでも「何はなくともスクワット!」とマッチョのトレーナーに毎回言われてバーベルを背負っている身としては、プロの言う「基本」を無心になって守るのが好きなんです。「アイロンの熱で毛先が痛むかも?」とやらない理由を考える前に、30代中頃から私の毛先は何もしなくても暴れ気味だったので、アイロンで整えて、シャンプーとトリートメントを神崎さんの美容メソッドに沿って丁寧に行うほうが、うんと綺麗に見えるなと実感しました。

    「髪」と同じボリュームで「肌」「メイク」と丁寧に解説が続きます。私は神崎さんの眉が昔から大好きです。この本の「メイク」の章もまずは眉から始まります。

    サロンで仕上げたような骨格と表情筋に沿った綺麗な眉も自分で作れるんですね。「自分の顔を動画で撮影してチェックするのもオススメ」という言葉にグッときました。やります。

    神崎さんの美容メソッドを支えるツールやコスメの紹介も参考になります。

    取り急ぎ、こちらのページに載っているスージーの超極細ペンシルをドラッグストアで買いました。

    全編「コツコツ明日もがんばろう」と思える本です。元気が出ます。「20代の頃に戻りたい!」と願っているわけではないけれど、髪がふわっと整えば気持ちは間違いなく弾みますし、自分に似合う口紅を見つけるとそれだけでウェブ会議に向かう表情が明るくなります。(神崎さんのインスタグラムで知ったジバンシイのマットな口紅は私の一軍です。宝物!)

    だから、「老けない美容」って、大切なんです。最後に神崎さんのこの言葉を引用します。

    少しでも気持ちよく、明るく、前向きに自分らしく生きたいというときに、「美容」というものはとても大きな力になると確信しています。

    (レビュアー:花森リド)


    ※本記事は、講談社BOOK倶楽部に2021年11月6日に掲載されたものです。
    ※この記事の内容は掲載当時のものです。




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