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  • 「ほぐピラ」でボディラインが劇的に変わる!ほぐす+ピラティスの最新エクササイズ

    2021年03月23日
    くらす
    花森リド:講談社BOOK倶楽部
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    ほぐピラWORKOUT
    著者:星野由香
    発売日:2021年01月
    発行所:講談社
    価格:1,540円(税込)
    ISBNコード:9784065214732

     

    体の小さな変化

    2020年に買ってよかったものランキング上位に“フォームローラー”がある。一見なんてことのない「ちょっとボコボコした大きな筒」だけど、いざ使ってみると肩や背中のコリがゆるむ。それに、毎日続けるとちゃんと体に変化が起こる。最初は痛くてしょうがなかった部位でも、やがてすんなりローラーが動くようになるのだ。これがうれしい。ほんの小さな変化とはいえ、確実に体が前とちがう。

    ということで、もともとヨガマットの上で横になってローラーで背中や腿をほぐすことは大好きだったのだけど、ローラーでの「ほぐし」に「ピラティス」の動きを取り入れた『ほぐピラ WORKOUT 「ほぐす」+「ピラティス」がいちばん痩せる!』のワークアウトをやってみたら、ローラーのポテンシャルはまだ山ほどあったんだなと驚いた。ゴロゴロ転がすだけじゃもったいない! あと、ふだんからローラーを使っているとはいえ、ほぐせていない部位がいっぱいあった。

    「ほぐピラ」はシャキッとする。この爽快感があるから毎日続けられる。

    本書がターゲットとするのは“筋膜”。筋膜って最近よく耳にしませんか?

    筋膜とは、筋肉、骨、臓器、神経、血管など体中のすべてを包み込みながらつながって、それぞれの位置を保つ膜のこと。

    じゃあ、この筋膜をほぐすと何が起こるのか?

    この筋膜を、シャツに例えて説明してみましょう。“筋膜シャツ”のどこかがよれて絡まったりすると、その影響を受けて違う場所が引っ張られ、シャツが伸びたり、ひずみができたりします。(中略)
    この“筋膜シャツ”のよれている部分=こりをほぐし、一度引っ張られて伸びたり、ひずみができたりした場所を鍛えて、シルクのようにしなやかで、動きの邪魔をしない“筋膜シャツ”にもどすのが「ほぐピラ」です。

    ああ、「ほぐピラ」のあとのシャキッと感の理由はこれか。そして、ボディメイクをおこなううえで、筋膜をほぐすのと同時にピラティスで鍛えることも必要だと本書は教えてくれる。

    筋肉をほぐしながら鍛えると、硬くこわばっていた筋肉や筋膜がほぐれて適度なハリが戻り、理想のボディラインが叶います。

    ああ、いい。こういうやさしさとタフさがほどよく合わさったトレーニング、絶対たのしい。

    ちなみにこの本では「ローラーの代わりになるもの」も紹介されている。ラップとタオルと輪ゴムがあればチャレンジできるので、道具を一式揃えなくても気楽に始められる。

    ただ、個人的には本書で紹介されている「厚さ8mmのマット」があったほうが安心してワークアウトできると思う。ネット通販で2000円弱で買えます。

    見た目はたいへん地味だけど頼もしい道具たち。手前にあるキャンディのような物体は“キャンディローラー”。フェイスタオルとテニスボール2個とゴムでかんたんに作れます。(作り方は本書で紹介されています)
    目の疲れに効く! もう手放せない。

     

    脇が! 二の腕が! 脚が!

    個人的にイチ押しは上半身のほぐピラだ。スマホやデスクワークで猫背になりがちで、首や肩が凝り、いつのまにか二の腕や首がもったりとした見た目に……といった悩みを持っている人、やってみて!

    隅から隅まで読みましょう。「この動きをすると、こんな効果があって、やがてきれいになるんだ!」と美へのモチベーションが上がる。

    ちなみにすべてのワークアウトは「ほぐピラ」を考案した星野由香先生によるレッスン動画つき。QRコードをスマホで読み取って再生できる。動きの丁寧な説明やプラスアルファの情報があるので必見。優しい語り口で癒(い)やされますよ。

    ただ、はじめてこの動きをローラーでやる人は無理せずタオルで衝撃をやわらげつつ慣れていってほしい。……なんて先輩風をふかす私は「もともとフォームローラーを使っていたしこのワークアウトは余裕かな?」なんて思っていたのだけど……、

    これ! 写真で見ると「なーんだ」って思いますよね? ローラーでグリグリ転がってないし。でもズーンと刺激がくる。あと地味に脇腹もフルフルしてくる。そのぶん終わったあとの爽快感ったらない。全身ふわふわになった。

    上半身の「ほぐピラ」のあとお風呂にはいると最高だし、朝出かける前にちょっとほぐすのも心地いい。

    2週間たのしく続けた結果、「猫背じゃないし、肩の骨がきれいに出て女っぽくなってる……?」と鏡の前で自覚した。ジムで55キログラムのバーベルを背負っているのに! うれしい!

    もちろん下半身の「ほぐピラ」も良いワークアウト揃いだ。私はつい足を組んでしまうし、ウォーキング以外では股関節をあまり使わずにペタペタ歩く自覚があるけれど、どうにもなおせない。これ筋トレじゃ改善しないんです。でも「ほぐピラ」をやったあとは足がスッと動く。

    たとえばこちらの「内もも・ウエストほぐピラ」。めちゃくちゃ大変だけど、脚が抜群に軽くなる。

    手書きでかわいく書き添えられた「普通はこの顔ではいられません!」は真実だ。最初はクッと両脚を持ち上げただけで断念。どれだけ凝り固まっているのか。今はギリギリ2回できるようになった。美脚は1日にしてならず。

    すべての「ほぐピラ」にいえることは、終わったあと「ああやってよかった」と満足感があるところだ。汗だくにならなくても体ってちゃんと動かせるし、血行もよくなる。ひとつの部位の「ほぐピラ」をやるだけで体の調子がちがう。全身ってつながっているんですね。

    ジムに行かない日はついゴロゴロしがちだけど、「ほぐピラ」で星野先生の指導に従って丁寧に全身を動かすと顔色は明るくなる。そして頭もスッキリする。全身のメンテナンスとトレーニングを無理せず同時におこなえるので、ぜひワークアウトのひとつとして取り入れてほしい。

    (レビュアー:花森リド)


    ※本記事は、講談社BOOK倶楽部に2021年2月28日に掲載されたものです。
    ※この記事の内容は掲載当時のものです。




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