'); }else{ document.write(''); } //-->
話題沸騰中の手芸本『動物ぽんぽん』をご存知ですか? 動物ぽんぽんとは、マフラーやニット帽の先についている毛糸のポンポンを動物の形にアレンジしたものです。
みんなが大好きな毛糸のポンポンが、かわいい動物になりました。
くま、うさぎ、ひつじ、ねこ、いぬ、りす、文鳥、ライオンなど、ふかふかの手触りがいつでもおもいきり楽しめる、そんな動物の人形が大集合です。(誠文堂新光社『動物ぽんぽん』より)
ブローチ金具をつければブローチに、ゴムを通せば髪ゴムとしても使えます。
かばんや胸元にあしらえば、街行く人の視線を集めてしまうかも。
思わずなでたくなるかわいらしい動物たち。お気に入りの動物と一緒の時間を過ごしてみませんか。(誠文堂新光社『動物ぽんぽん』より)
著者のtrikotriさんは、2014年から「森の動物たちのぽんぽんブローチ」を制作し、「第1回ハンドメイド大賞」(共催:藤久株式会社、minne)にて大賞およびアクセサリー部門賞を受賞した方です。ふかふかの手触りと、かわいいけれど“かわいすぎない”デザインでかねてより人気を集めていましたが、2016年2月に『動物ぽんぽん』が発売されたのを機に話題沸騰! 『動物ぽんぽん』は一時、売り切れ寸前となりました。
でも普段手芸をしない方には、「ポンポンって私にも作れるの?」「どうやって作るの?」とあまりイメージが湧かないかもしれません。そこで実際に、動物ぽんぽん作りにチャレンジしてみました!
これさえあれば始められる! そんな道具はこちらです。詳しくは本をご参照ください。
① ポンポンメーカー
『動物ぽんぽん』ではCloverの「スーパーポンポンメーカー」が使われています。他のメーカーのものでも作れますが、サイズが微妙に異なるので、初めての方や本の通りに作りたい方には上記のものがおすすめです。……が、『動物ぽんぽん』が人気すぎて品薄になっているお店もあるようです(私は3軒巡りました)。
② 毛糸
どんなものでもOKですが、太さによって出来上がりが変わりますのでご注意を。毛糸の種類については『動物ぽんぽん』に写真が実寸で載っているので、参考になりますよ!
③ 羊毛フェルト用針・羊毛フェルト用マット
針は手芸店で、マットは100円ショップで購入しました。気軽に始めるなら、針・マットともに100円ショップでも売っています! マットは堅いスポンジのようなものです。けがの防止だけでなく、スピードアップのためにも必須です!
④ 目や鼻のパーツ
手芸店に売っていますが、サイズが豊富なので完成したものを持ってお店へ行き、その場で作品に合うものを選ぶのが安心です。
さらに毛糸を切るためのハサミや、パーツをくっつけるためのボンドを用意。本ではそのほかにマチ針や分度器、ニッパーなどが道具として紹介されていますが、これで必要最低限の道具は一通り揃ったことになります。
それでは、実況中継をどうぞ。
「はちわれねこ」で使うのは、黒と白の毛糸。まずはポンポンメーカーに、設計図通りに毛糸を巻いていきます。ポンポンメーカーは上下2つのパートに分かれていて、巻き終えるとドーナツのような形になります(写真右)。
次はポンポンメーカーの説明書に従って、ハサミで毛糸を切っていきます。切り終えたらポンポンメーカーを外し、形を整えましょう。ここで、前後左右を判別するためにマチ針を刺しておきます。
本にはベースとなる真ん丸のポンポンを基準に、どこをどれくらい切るかというガイドが載っています。今回の「はちわれねこ」は後ろ側を平らに切ったあと、色んな角度から見て前側に凹凸をつけていくという切り方をするようです。
しかしここで、作者は気付いてしまいました。これは“はちわれ”というよりは……『添い寝待ちnecoギズモさん』のギズモさんではないか!!
#見つめ合うと#素直に#お喋り#出来ない pic.twitter.com/dRyjdYz5bo
— ギズモさん@写真集発売中 (@gizmo_neko) 2016年3月12日
ということで、ギズモさんに似せる方向へ……!
耳は、毛糸を羊毛フェルト用針でチクチクしてつくります。初めは不思議な生物でしたが、本数を増やしてチクチクしていくと立派な耳になりました!
耳が付いたら、次は鼻を羊毛フェルトでチクチク。目はギズモさんの写真と見比べて、似た色合いのものを選びました。最後に顔の形を整えたら完成! 隣のしろくまは、試作品第1号です。
少し慣れてきたところで、お次は「レッサーパンダ」にチャレンジ! 「レッサーパンダ」では黒・白・茶の3色の毛糸を使います。
ポンポンメーカーに設計図通りに毛糸を巻きます。切ってみると早くもレッサーパンダっぽい雰囲気に!
ポンポンメーカーから外すとこんな感じ(写真左)。眉毛と鼻があるので、前後が分かりやすいです。形を整えたら、耳を付けます。今回は毛糸ではなく羊毛フェルトで作ってみました。
眉毛の下に目をつけ、鼻をつけたら、口を針でチクチク。お手本は赤ちゃんレッサーパンダだったのですが、私のレッサーパンダはちょっと老け顔になってしまいました。本によれば、目の位置を下げるほど幼い表情になるそうです。
レッサーパンダは1時間15分ほどで完成! 磁石を貼って、マグネットとして使うことにしました。
***
一見難しそうな動物ぽんぽんですが、設計図通りに毛糸を巻くだけで動物の模様がハッキリ現れ、カットしたりパーツを付けていくことでだんだん形ができていくので作っていてワクワクします。コツは、形を整えるときには少しずつハサミで切ること。作っている最中に「あれ?」と思っても、少しずつ切っていれば修正できます。
最後に目をつけるとかわいさ炸裂! 完成する頃には心がときめくこと間違いなしです。
本書『動物ぽんぽん』では1色の毛糸で作れるクマから、複雑な模様が表現できるシマリスまで、約40種の動物ぽんぽんが紹介されています。パラパラと眺めたら、絶対に作りたくなりますよ。ぜひ本屋さんと手芸屋さんをはしごして、チャレンジしてみてくださいね!